コロナ禍はいまだ完全収束していないものの、第7波の感染者数は減少傾向にあり、大混乱のピークは過ぎている。それでも雅子さまは慎重な姿勢を崩されない。
政府による感染拡大防止のための行動制限は、3月21日にまん延防止等重点措置が解除されて以降、行われていない。にもかかわらず、雅子さまは公務のみならず、この夏の那須御用邸での静養も自粛された。愛子さまも、両陛下への感染リスクを徹底的に避けるため、大学には通学することなくオンライン授業を継続。海外や地方はもちろん、キャンパスにさえ足を運ばれていない。
これまで常に愛子さまのことを考え、寄り添ってこられた雅子さまが、ここまでのおこもりを続けられるのはなぜなのか。
「異様な御所ごもりの背景に、ワクチン接種を巡る問題があると囁かれ始めているのです」(皇室ジャーナリスト)
宮内庁は当初、皇室のワクチン接種状況を「プライバシー」を理由に公表しない方針だった。唯一、昨年7月の陛下の1回目接種だけは「象徴である陛下については、公表するのが適当」と判断し発表された。
「ほかの皇族方については、宮内庁が積極的に公表したわけではなく、担当記者が宮内庁に取材し、幹部が暗に認めたことで報道に至りました」(皇室関係者)
上皇ご夫妻や他の高齢の皇族方は3回目接種まで、秋篠宮ご夫妻や次女・佳子さまも接種が報じられた。一方、現在の皇室で最高齢の三笠宮妃百合子さまは、ワクチンの未接種が報道で明らかになった。ご高齢であり、副反応の負担等を考慮してのことだったのだろう。しかし雅子さまについては一切、情報が伝わってこない。
「もちろん、ワクチン接種は強制ではありません。雅子さまは療養の過程にあり、ご体調が完全には快復していない状態です。副反応が強く出た場合、その後の体調に大きな影響が出ないとも限りません」(前出・皇室ジャーナリスト)
雅子さまは2003年末に帯状疱疹で入院されたことがある。ワクチン接種により免疫力が下がり、帯状疱疹を発症する人が増えていると指摘する専門家も少なくない。また、雅子さまはアレルギーをお持ちだと宮内庁が公表したこともある。過去にアレルギー反応が強く出た経験のある人は、ワクチン接種後の副反応にも慎重になるべきとされる。
「もちろん、真偽のほどはわかりません。しかしそうした背景もあり、雅子さまの慎重すぎる公務や外出への姿勢と相まって、“ワクチン未接種の可能性”を囁く声に拍車がかかっているのです」(前出・皇室ジャーナリスト)
前出の皇室関係者が続ける。
「雅子さまのご体調を誰よりも慮られているのが陛下であり、愛子さまです。両陛下にお仕えする職員にも少なからず感染者が出ている状況で、過敏なほどにご一家が感染対策に慎重になられているのも、雅子さまのご体調に配慮してのことではないでしょうか」
コロナ禍といわれるようになって3度目の秋が近づき、世の中は少しずつ日常を取り戻そうとしている。雅子さまが国内のみならず国外の公務でもご活躍される日が待ち遠しい。
※女性セブン2022年9月22日号