警察や軍関係、暴力団組織などの内部事情に詳しい人物、通称・ブラックテリア氏が、関係者の証言から得た驚くべき真実を明かすシリーズ。今回は、銀座のクラブホステスへの性加害疑惑が報じられた香川照之(56才)について。高級クラブを経営していたことがある暴力団幹部がクラブ遊びの実態について明かす。
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「売れているからと調子に乗ってたんだろうな。今回の疑惑は有名税の支払いを怠っていたってことだ」
自身で、ホステスを何人も抱える高級クラブを経営していたというある暴力団幹部は、俳優・香川照之さんの性加害疑惑について、「有名税」という言葉を使って説明を始めた。
有名税とは有名であるが故に、知名度と引き換えに生じる問題や代償を税金に例えた単語。香川さんのように有名になることで注目が集まり、ちやほやされるが、プライバシーが流出してCMや番組の降板という代償を払うことになることをいう。
「プラスの面があればあるほど、マイナスが大きくなるのが有名税だ。ヤクザも人気商売なんでね。有名税は感覚的にわかるんだ」と幹部はいう。
香川さんがホステスに行ったとされる所業について聞くと「性加害というが、昔はあれぐらいの事はどこにでもあった。胸に手を入れ、ブラジャーをはぎ取ったというが、パンツの中に手を入れた、パンストを破いた、そんな話も珍しくなかった。そこまでさせて、客を太客にするというホステスもいた」と明かす。
香川がやったとされる行為により被害女性はPTSDを患ったと報じられており、その行為は許されることではないが、幹部がクラブを経営していた頃、店にはランクや格式があり、やっても許される店とそうでない店の区別があったという。どこまで許容するかという独自のルールを決めるのは店側であり、ホステスも客もそのルールの中で遊ぶ。
みかじめ料を店から取っていたような時代でも、客がホステス相手に騒いでも幹部がトラブル対応に客の前へ出て行くようなことは滅多になかったという。「そんなことぐらいで出て行くわけがない。客同士が揉めた、金銭トラブルがあったというわけではないんでね」と笑い飛ばす。店の外ではホステスと客が何をしようが、何が起ころうが店は一切関係ないという。