別居報道の中村芝翫や性加害報道の香川照之など、歌舞伎役者の動向が話題となることが多い昨今。放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、歌舞伎役者の私生活とその報道について分析します。
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三田サンが公の電波で息子さんとの結束力をアピールした
「この記事を書いた人、歌舞伎のこと、わかってないと思うの。そうよね~、美保子サン」
とは、昨年4月、『バイキングMORE』(フジテレビ系)でのミッツ・マングローブさん(47才)のコメント。
「歌舞伎界のプリンス」中村橋之助サン(26才)と、乃木坂46の元メンバー・能條愛未サン(27才)との4連泊をキャッチした『女性セブン』の記事を基に、展開していたときのことです。
橋之助サンは一昨年の元日、「『成駒屋』のプリンス・中村橋之助が結婚へ」とスポーツ紙に報じられており、『女性セブン』は二股疑惑についても直撃していたのでした。
結婚報道のお相手は、京都・祇園のナンバーワン芸妓・Mさん。直後に、橋之助サンのお母さま・三田寛子サン(56才)が火消しに走られましたっけ。「京都」「芸妓」には三田サンは苦い思いがあるから……などとマスコミが書き立てた時期もありましたが、その後、Mさんのことは橋之助サンの所属事務所が認め、応援もしていたと聞きます。ご家族も同様だったのではないでしょうか。
なのに、元乃木坂のアイドルと……個人的には、何やってんの? ちゃんと、お稽古して! と思いました。というのも、このとき橋之助サンは、稲垣吾郎サン(48才)主演の舞台『サンソン ─ルイ16世の首を刎ねた男─』で、2番手のルイ16世役だったから。吾郎チャンは橋之助サンのことを「驚くほど色気がある」「すごくいい」と絶賛していらしたのです。
前述のミッツさんのコメントに話を戻しましょう。ミッツさんの言い分は、「梨園なら、よくある話」「こんなことで騒ぐほうがおかしい」というものでした。『女性セブン』の記事も、『サンソン~』の出演者でもある橋之助サンもフォローしたかった私は、終始複雑な想いでミッツさんと対峙した記憶があります。
あれから約1年半。歌舞伎役者さんに対する世間の声は、ずいぶんと様変わりしてきたように思います。
『週刊ポスト』が報じた、中村芝翫サン(57才)と三田寛子サンの別居も、ついにそうなってしまったかと……。実は芝翫サンの不倫騒動ネタも『バイキング~』では、皆勤賞なのではないかというぐらい扱ってきました。