この秋、発売になる新幹線・特急が2万2150円で3日間乗り放題の「JR東日本パス」を使えば、豪快な鉄道旅もお得になる。
鉄道ジャーナリストの松本典久氏が提案するJR東日本管内の新幹線全5路線、全5形式、「はやぶさ」など全11愛称の列車すべてに乗車する「新幹線全線踏破ルート」は12都県を訪れ、通常11万9470円をなんとパス代2万2150円だけで実現できる。
計画する際に注意したいのは、指定席のみの列車がある点。指定席は4回乗車可能なので、どこで指定席を使うかが重要となる。2泊3日で5倍得する新幹線全線踏破ルートを紹介しよう。
【1日目】東京出発、盛岡で宿泊
●つばさ121号(E3系) 東京 6:12→山形 8:57
(1)霞城セントラル 展望ロビー
山形駅から連絡通路で直結(徒歩5分)の官民複合ビルの24階に位置する展望ロビー。蔵王山や瀧山、眼下に広がる山形市内の街並みなどの眺望を楽しめる。利用時間7時~23時。無料。
●つばさ123号(E3系) 山形 10:08→新庄 10:54
●つばさ140号(E3系) 新庄 11:17→福島 13:14
郡山市の老舗駅弁会社の「海苔のりべん」など福島県の人気駅弁を購入。
●やまびこ209号(E5系) 福島 14:05→仙台 14:30
●こまち25号(E6系) 仙台 14:53→秋田 17:08
(2)駅そば しらかみ庵で秋田名物の「ぎばさそば」
秋田駅中央改札口前の「駅そば しらかみ庵」では、秋田で古くから食されている海藻「ぎばさ」をのせた「ぎばさそば」(温・冷、各620円)を楽しめる。営業時間7時~20時。無休。
●こまち46号(E6系) 秋田 18:16→盛岡 19:48
盛岡駅ビルフェザン「おでんせ館」1階「NewDays」では東北新幹線開業40周年記念グッズなどを販売。新幹線のイラストを印刷した南部せんべいがおすすめ。