ベルトが肩に食い込むほどの大荷物を大きな黒バッグに入れて歩くショートヘアの女性は、出演舞台「『Q』:A Night At The Kabuki」を終えて帰宅する女優の松たか子(45才)。もう片方の右脇には、楽屋でも愛用しているものなのか。筒状のストレッチヨガボールを抱えている。
そして、そのパンパンに膨れ上がった黒バッグの中身は、なんと食パン。1994年から28年間もの長い間、CMキャラクターを任され続けている山崎製パンの看板商品『ロイヤルブレッド』だった。ある演劇関係者が言う。
「共演した皆さん、スタッフの方々に、食パンを差し入れされていたようです。松さんの山崎製パン愛はクライアントとCM出演者の枠を超えています。今は9月ですから、まさに山崎パンの“秋祭り”が開催されたんです(笑い)。
ちなみに昨年の主演連続ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)やコロナ禍前の主演大泉洋さん(49)の妻役を演じた連ドラ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)などでも、たくさんの共演者に山崎さんのパンを配っていましたね」
たしかに、昨年4月の『大豆田-』のドラマ公式インスタグラムでも「本気の『春のパンまつり』がやってきました」とのコメントとともに、撮影スタジオの机の上にずらりと並べられた山崎製パンの食パンや菓子パン、総菜パンの数々が公開されていた。
もらった側が恐縮するほどに高価ではなく、それでいて軽くつまめたり、日々の家族の食生活にも欠かせないありがたい差し入れだと、どこでも評判だという。現場に持ち込むときだけはかさばる大きさだが軽いから、なるほど、華奢な松でも冒頭の写真のようにたくさん担げるというわけだ。
もちろん、座長や主演を務めることの多い松は、長い撮影期間の中では、山崎製パン以外も、毎日のように差し入れを提供している。9月3日には、舞台で共演中の女優羽野晶紀(54才)が公式インスタグラムで「カラフルで美味しいお弁当を松たか子ちゃんから差し入れてもらったので、癒されてしまうやろ~。可愛いお花まで入ってるやん。しかもQと、書いてあるぞー!キャホ!嬉しい」と大喜びで、弁当の写真を公開した。