4歳からバレエに打ち込む一方で学業にも励み、大阪大学大学院の理学研究科を修了し、“リケジョリーナ”のニックネームを持つ藤かんな(32)。今年2月にヌードグラビアに挑戦した後、7月にはセクシー女優としてもデビューした。セクシー女優には専業だけでなく、副業として出演している女性も少なくない。藤も、一般企業で働きながら撮影に臨んでいた。そんな彼女が8月10日、Twitterで「会社バレ」したかもしれないとツイートして話題になった。
〈実は私ね、普段は一般企業で働いてるんだ。「藤かんな」のことはもちろん内緒で… 今朝、上司に「ちょっと話があるから、16時空けといて」って言われた。ついに…バレたかな。。。〉
この投稿にファンからは心配するコメントが多く寄せられた。職場の上司との面談から、今後の身の振り方に至るまで、藤本人に一部始終を聞いた。【全3回の第1回】
──8月10日に声をかけてきた上司はどんな面持ちだったのでしょうか?
「私が勤めていたのは社員数百人規模の一部上場企業でした。本社は関西にあって、国内にも支社があります。声をかけてきた上司は統括部長で、ふだんは挨拶以外ではほとんど話さない方です。神妙な面持ちではなかったですが、仕事の話なら直属の上司が言うはずだし、それ以外で“話がある”と言うからには、ただごとではないと思いました」
──声をかけられたのは、いつ、どんなタイミングだったんですか?
「朝、出社してすぐのタイミングで人目につかないように声をかけてきました。だからこそ緊張しましたね。でも当日の午後に、上司に急な会議が入ったため、急きょお盆休み明けの8月16日にリスケになったんです。私としては、リスケしても良い程度の話なんだとホッとした反面、どんな話かわからないまま休むなんて気が気じゃなかったですね」
──Twitterで〈てことは、16日までおあずけよ!? つまり大した話じゃないのかな… きっとそうやんね…〉と投稿されていましたね。休みの間はかなりそわそわしていたのではないでしょうか。
「はい。うちの会社は副業禁止なので、もしバレたとしたら退職は逃れられないと思っていました。だから インターネットで“AV バレたらどうする”とか“AV 副業”とかで検索しました。調べれば調べるほど不安になってきて、ズーンと落ち込んだりして……。休み中なのでお墓参りに行ったり本を読んだりして、なるべく心を落ち着かせて過ごしていました」
──お盆休み明けに、上司との面談で副業を指摘されたら、なんと答えようと考えていたのですか?
「実名は違うし、ふだんはマスクをしているので私の素顔を知っている人はあまりいないし、一回くらいは知らんぷりしてもイケるんじゃないかって思いました。だから、もし副業の話だったらシラを切ろうと。そこからはわりとドーンと構えていたように思います」
──会社員の立場は、どうしても守りたいと思っていたんですね。
「はい。やはり会社員は安定していますし、親も会社で働いていると思っているし、できれば守りたかった。副業禁止な以上、ルール違反だし自分勝手だとは思いましたが、私はいつかバレエ教室を開きたいと思っていて、そのために会社員をしながら社会的な信用を保ちつつ、貯金していたんです。それもあって、会社員でいることは守りたかったです」
──そしてお盆休みが明けて、ついに上司との面談に。
「はい。休み明けの日は朝10時から面談を行うことになりました。部署内の一番奥の応接室に呼ばれて、『急に呼び出してごめんな』と。いざ席に座ると『単刀直入に聞くけど、副業してますか?』って言われました。もう心の中でシラを切るって決めていたので、全然ドキッともせず『してません』って答えました。その後、『藤かんなさんって知ってますか?』と聞かれたのですが、顔色ひとつ変えずに『知りません』と答えられました」