巨人・坂本勇人に対する逆風が収まらない。坂本が20代女性に繰り返し横暴とも言える性行為を要求し、妊娠を打ち明けられた時に「本当は今すぐおろせよって言いたい」などと告げ、女性が自殺未遂していたことが文春オンラインに報じられた。この報道は波紋を広げたが、いまだに球団からの処分はなく、坂本は試合に出場し続けている。ただし、坂本が打席に入ると、スタンドからヤジが飛ぶなど異様な雰囲気に包まれている。9月17日の阪神戦では坂本が打席に立つと阪神ファンから厳しいブーイングが鳴り響いた。
巨人を取材する担当記者は、こう語る。
「当事者間で示談は成立しているので、球団は出場停止などの処分を科す必要がないと判断したのかもしれないが、世間からは批判や怒りの声が殺到しています。坂本は絶大な人気を誇りグッズの売り上げも断トツですが、巨人ファンからも今回の一件は拒絶反応が少なくない。スーパースターとして活躍し、現役引退後も監督に就任することは間違いないと目されていたが、相次ぐ女性トラブルが発覚してそれどころではない。来年で5年契約が切れたらトレードで放出の可能性もゼロとは言えないでしょう」
時間が経てば、スキャンダルが風化するという時代ではなくなっている。著名人からも怒りの声が相次いでいる。
美容外科「高須クリニック」名古屋院院長の高須幹弥氏は9月14日にYouTubeで動画を配信。高須氏はネット上で様々な意見があることを配慮しつつ、「僕の坂本選手に対する思いは、『坂本は完全に悪人確定』ですね」と怒りをにじませた。また、坂本がアフターピルを飲むように指示したとされる点も問題視。アフターピルは緊急時に飲むもので吐き気や頭痛などの副作用があることを説明し、「いろんな意見があると思いますが、やっぱり男だったら女性を妊娠させたらそれなりの責任は取らないといけないと思いますよ。場合によってはもう結婚して責任を取るとか。あるいはどうしても結婚できなかったとしても、女性が『どうしても産みたい』って言うんだったら産ませてあげて、認知して養育費を払うとかですね。それぐらいのことをしないと、女性に対して虐待、暴行と同じレベルだと僕は考えております」と語った。