スポーツ

玉鷲の優勝でNHKの相撲中継に映らなかった豪華すぎる副賞 少しずつ数が減っている理由とは

優勝力士が受け取るものは賜杯や優勝旗以外にも多数ある(時事通信フォト)

優勝力士が受け取るものは賜杯や優勝旗以外にも多数ある(時事通信フォト)

 平幕の玉鷲が、年6場所制となって以降の最年長記録となる37歳10か月での優勝を飾った大相撲9月場所。千秋楽は通常より進行が30分ほど早くなるが、午後6時に終了するNHKの大相撲中継では表彰式前の君が代斉唱、優勝賜杯拝戴、優勝旗授与、内閣総理大臣賞授与のあとの土俵下インタビューあたりまで放送すると、あとは三賞力士インタビューや今場所の取組のビデオなどが流れ、土俵上の映像はほとんど映らない。実は、その後40分ほどかけて友好国や地方自治体、企業・団体などによる表彰が続いているのだ。

 優勝者にはトロフィーとともに金一封や豪華な副賞が贈られるのだが、東京開催の3場所と名古屋、大阪、福岡での地方場所とでは内容が異なるなど、「NHK中継に映らない表彰式」についてはあまり知られていない。しかも、同じ東京開催の場所でも5月場所だけで贈られる賞もあるのだ。

 9月場所は土俵下インタビューのあと、ハンガリー国友好杯(ティーセット)、モンゴル国総理大臣賞、ブルガリア共和国優勝杯、タイ日友好杯、日仏友好杯(ピエール・エルメ・パリ特製マカロン)、メキシコ合衆国友好楯(コロナビール1年分=365本)、日中友好景泰藍杯、アラブ首長国連邦友好杯(ガソリン1年分=1000リットル)、チェコ国友好杯(プルツナーウェルビール1年分=365本)といった具合に続く。

 そのあとNHK金杯、東京都知事賞、福島県知事賞(県産米・天のつぶ1トン、福島牛・野菜の詰めあわせ)、優勝額(毎日新聞社賞)、東京新聞・東京中日スポーツ賞、宮崎県知事賞(宮崎牛1頭、旬の果実1トン)、奈良県知事賞(ちゃんこ大和づくし具材300人前、三輪素麺300人前)、大関賞(清酒4斗樽=1升瓶40本分)が贈られていく。相撲担当記者が言う。

「5月場所はこれに加えてアメリカ合衆国大統領杯が授与される。2019年の5月場所千秋楽を観戦したトランプ大統領(当時)が初めて授与したことを記念して、5月場所に限って贈られることになった」

 日中友好景泰藍杯とブルガリア共和国優勝杯は東京での3場所に限定されているが、副賞について見ていくと自治体や地元企業が特産品を贈ることが多い地方場所のほうが豪華とも言える。大阪での3月場所では造幣局理事長賞、大阪府知事賞(地酒72本、青唐辛子味噌120本、岩おこし1000枚、551蓬莱豚まん370個、究極の和プリン144個、小倉屋山本だしパック750パック、河内もなか350個、醤油72本、黒糖400袋)、和歌山県知事賞(味一みかん・あら川の桃・新秋柿のプレミア県産果物)、湯浅町長賞(醤油1年分)、吉本興業賞(なんばグランド花月1年間フリーパス)が贈られる。

 名古屋での7月場所では愛知県知事賞(名古屋コーチン100キロ・卵1000個、あいちの花200本)、名古屋市長杯、中日新聞社賞、CBC賞、東海テレビ放送賞が贈呈され、福岡での11月場所では福岡市長賞(明太子1年分)、福岡県知事賞(あまおう30パック、有明のり360枚、はかた地鶏40キロ、県産米・元気つくし200キロ)、八女茶振興会賞(100グラム煎茶170本、100グラム玉露30本、八女茶1年分)、大分県椎茸農協賞(干椎茸詰めトロフィー)が優勝力士に手渡される。

関連キーワード

関連記事

トピックス

約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
チェーン店ではない昔ながらのレトロな喫茶店は日本の若者だけでなくインバウンド客からも人気を集めている(写真提供/イメージマート)
インバウンド客が行列をつくる「レトロな喫茶店」 マスターが悩まされる支払いトラブル「ドルしかない」客に「コンビニでおろしてきて」と伝えても「十中八九、戻ってこない」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
事件は、琵琶湖からほど近い滋賀県長浜市の閑静な住宅街で起きた(時事通信フォト)
「死んじゃうんじゃないの、なんて冗談を…」裁判所事務官の“黄色い家”の冷凍庫から女性遺体 証言で浮かび上がった“奇妙な家族関係”《事件の端緒はある夫婦の遺書》
NEWSポストセブン
米国からエルサルバドルに送還されたベネズエラのギャング組織のメンバーら(AFP PHOTO / EL SALVADOR'S PRESIDENCY PRESS OFFICE)
“世界最恐の刑務所”に移送された“後ろ手拘束・丸刈り”の凶悪ギャング「刑務所を制圧しプールやナイトクラブを設営」した荒くれ者たち《エルサルバドル大統領の強権的な治安対策》
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
会見中、涙を拭う尼僧の叡敦(えいちょう)氏
【天台宗僧侶の性加害告発】フジテレビと同じ構造の問題ながら解決へ前進しない理由とは 被害女性への聞き取りも第三者の検証もなく、加害住職の「僧籍剥奪せず」を判断
NEWSポストセブン
中居正広氏とフジテレビ社屋(時事通信フォト)
【被害女性Aさん フジ問題で独占告白】「理不尽な思いをしている方がたくさん…」彼女はいま何を思い、何を求めるのか
週刊ポスト
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《食道がん公表のとんねるず・石橋貴明(63)》社長と所属女優として沈黙貫く元妻の鈴木保奈美との距離感、長女との確執乗り越え…「初孫抱いて見せていた笑顔」
NEWSポストセブン
生活を“ふつう”に送りたいだけなのに(写真/イメージマート)
【パニックで頬を何度も殴り…】発達障害の女子高生に「生徒や教員の安心が確保できない」と自主退学を勧告、《合理的配慮》の限界とは
NEWSポストセブン
5人での再始動にファンからは歓喜の声が上がった
《RIP SLYMEが5人で再始動》“雪解け”匂わすツーショット写真と、ファンを熱狂させた“フライング投稿”「ボタンのかけ違いがあった事に気付かされました」
NEWSポストセブン