ファンは勝ち進むことを望んでおり、選手もそれは同じだが、チームが勝ち進むほどイメージが悪くなるリスクを抱えるということ。それもこれも全ては、過去の大きなトラブルをウヤムヤにしたツケだ。
「これだけネットが発達している今、情報を抑え込もうという発想は古すぎる。真摯に対応すれば余計に好感度を下げることも避けられたのに、それをしなかったのは過去の原監督のスキャンダルをほじくり返されるのを恐れたのでしょう。2012年、原監督が現役時代に起こした女性問題で元暴力団員に1億円を支払っていたことが報じられましたが、原監督はそのまま指揮を取り続けて日本一になった。その“成功体験”が、坂本のトラブル処理につながっていると思えてなりません。
しかし坂本のスキャンダルは1度や2度でありませんし、彼は近年、成績も落ちている。チーム内には岡本和真という新たな生え抜きのスターが育っており、戦力面でも集客面でも坂本に頼る必要がない態勢が出来つつある。トラブル続きの“老害”にはシーズン後、厳しい冬が待っているかもしれません」(同上)
そんな状態で勝ち進んだらたいしたものだが、キャプテンの背中を見るチームメイトは何を思うか……。