「王道なことが好きなので、王道な結婚がいいなぁって思いました。うふふっ」
右手を口に当てて、照れくさそうにコメントしたのは、元乃木坂46で女優の松村沙友里(30才)。そして「好きな人と観覧車に乗りたい!」と、顔の知られたタレントゆえに、なかなか叶わない普通のデートに思いを馳せた。
8月に都内で行われたAmazonのオリジナルドラマ『結婚するって、本当ですか』(10月7日よりPrime Video独占配信)の取材会に、松村は細やかな刺繍の入ったシースルー生地の白いワンピース姿で登壇した。
主演の女優、葵わかな(24才)も、襟付きの白地に薄いパープルラインが入った清潔感満載のトップスで出席。2人の女優が、会場を華やかでさわやかな雰囲気に満ちさせた。
今作は、もともと恋愛に奥手な男女の主人公2人が、ゆっくりと距離を縮めて、結婚に向かって歩を進めていく物語。勤務先の旅行会社が、1年後に開業する米国アラスカ支店に独身者を転勤させるという計画を知り、日本での自分の平和な生活を守るために、仕方なく結婚を目指し始めるというあらすじだ。原作漫画『結婚するって、本当ですか 365 Days To The Wedding』に出会った高石明彦プロデューサーが「こんなにムズムズするラブコメは無かった。これはすごいチャレンジになると思った」と、映像化を決断した経緯を語る。
一見クールに見えるが極度の人見知りで、家出地図を眺めて妄想することが大好きな主人公、本城寺莉香を演じた葵は「私も地味なタイプだったので共感できました。こんなに自分に親しい役をいただいたことは無かったから、すごく愛着があります」と話す。
2017年のNHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』でヒロインを演じて清廉なイメージの葵は、今年3月にバンド「My Hari is Bad」のボーカル椎木知仁(30才)との交際が発覚。2人で散歩をするところを『週刊文春』に直撃されたにもかかわらず、記者から「一緒に笑える『わろてんか』な関係でしょうか?」と尋ねられると、「あー、お上手ですね」と笑顔でさわやかに応じていた。地味というよりも、派手に芸能人ぶらない、慎ましく穏やかな性格が、今作の主人公ともリンクするといえる。