今年も残すところ3か月を切り、大みそか恒例の『NHK紅白歌合戦』の司会が発表された。大泉洋(49才)と橋本環奈(23才)、桑子真帆アナウンサー(35才)が務めることとなり、スペシャルナビゲーターとして櫻井翔(40才)も出演する。それに合わせ、出場歌手の話題がにわかに盛り上がってきた。音楽業界関係者の話。
「すでに各レコード会社から出場させたいアーティストの推薦、いわゆるエントリーは終わっていて、あとはNHKが選出するだけの段階に入っています。昨年は2部制になった1989年以降、過去最低の視聴率にあえぎ、NHK内部から“紅白をやめてはどうか”という意見が出たほど。
しかし、今年はその汚名を返上すべく力が入っていると聞きます。これまでのように若者層ではなく、高めの年齢層に視聴者を定めているようなので、多くの大物歌手がリストアップされているそう。その候補者が、すごい顔ぶれだというんです」
今年の紅白出場歌手が注目を浴びるきっかけになったのは、9月12日に報じられたあるニュースだった。
「8月に再始動を発表した中森明菜さん(57才)が、NHKから出場を打診されていることをスポーツ紙がスクープしました。出場すれば、2014年に米・ニューヨークから生中継で出演して以来、8年ぶり。当時のチーフプロデューサーが制作チームに復帰して交渉役に当たっているとうわさされ、出場する可能性は高いそうです」(テレビ局関係者)
明菜出場となれば、がぜん注目を集めるのが松田聖子(60才)だ。9月末には聖子(SEIKO)と明菜(AKINA)を出演させる「S・Aプロジェクト」が進行していると報じられた。
「聖子さんは昨年、紅白への出場が内定していましたが、直前に娘の神田沙也加さん(享年35)が亡くなったため、急遽取りやめました。今年は出場し、沙也加さんが声優として主演した大ヒットアニメ映画『アナと雪の女王』のなかから、『生まれてはじめて』を歌うのではないかといわれています」(前出・テレビ局関係者)
一方で、明菜の出場を不安視する声もある。
「先日、一部メディアが、新旧事務所がファンクラブ運営権譲渡など権利関係で意見が食い違っていると報じました。NHKはトラブルを嫌いますから、出場自体が危ういかもしれません。ただ、明菜さんはオフィシャルサイトで、新しいファンクラブへの移行は12月をめどに案内するとしています。なので、紅白までには“トラブル”が解決している可能性は充分にある。
体調面にも不安があるといいますが、VTR出演や“アメリカからの中継なら大丈夫かもしれない”など、いろいろな案が出ているそうです。どちらにせよ、ギリギリまで交渉するはずです」(前出・音楽業界関係者)