NHKは10月10日、大みそか恒例の『NHK紅白歌合戦』の司会を発表。大泉洋(49才)、橋本環奈(23才)、桑子真帆アナウンサー(35才)が司会を務めることが分かった。昨年は2部制になって以降、過去最低の視聴率を記録し、内部から“紅白をやめてはどうか”という意見も出たというが、今年はそんな汚名を返上するべく、多くの大物歌手がリストアップされているという。
紅白には毎年“○周年”を迎えたアーティストが多く出場する。今年、特に「大物」揃いなのが、アリスや海援隊らが名を連ねる50周年組だ。なかでも紅白出場が確実視されているのが、ユーミンこと松任谷由実(68才)だ。50周年記念アルバムが10月4日に発売され、テレビへの露出が増えている。そして、10月6日にはNHKの『SONGS』にも出演している。
「メドレーなど大きな枠を取っての出場になるのではないかといわれています」(レコード会社関係者)
矢沢永吉(73才)も注目の的だ。偶然にも前回、紅白に出場したのはデビュー40周年を迎えた2012年だった。
「6月に『ニュースウオッチ9』でインタビューを受けていますし、NHKとの関係は良好。ほぼ確実ではないかといわれています」(芸能関係者)
同じく50周年を迎える郷ひろみ(66才)は通算34回、2010年からは12回連続出場中で「もはや紅白に欠かせない存在。今年も当確です」(音楽業界関係者)。
50周年といえば、今年は沖縄の本土復帰50周年。NHKは9月末まで連続テレビ小説『ちむどんどん』を放送した。
「例年なら朝ドラ出演者が紅白を盛り上げますが、『ちむどんどん』は会長定例会見でもネタになるほどの不評で、紅白で全面的には推しづらい」(NHK関係者)
そこで「沖縄代表」として名前が急浮上しているのが、SPEEDだ。10月2日には、メンバーの4人中3人が「沖縄アクターズスクール大復活祭」で6年4か月ぶりに再集結したからだが、紅白出場には大きな不安材料があるという。
「ネックになっているのは、今井絵理子さん(39才)が現職の国会議員だということ。これまで現職の議員が歌手として出場したことがありませんし、今井さんが復活祭に出ただけでも“議員として仕事してください”と炎上しました。紅白に出たらどうなるのか……。それに近年、政治とメディアのつながりが指摘されることもあり、“慎重になるべき”との意見も聞かれるそうです」(前出・レコード会社関係者)
あの大物歌手がオファーを断った!?
引退したり、活動休止に入る歌手が「最後の舞台」を紅白にするケースは少なくない。今年は加山雄三(85才)が年内でのコンサート活動からの引退を表明。吉田拓郎(76才)も年内で芸能界引退を公表している。