野球の本場・アメリカに渡っても、大谷翔平選手(28才)の勢いは留まるどころかさらに加速している。前人未到の大記録を次々と打ち立てるそのプレーを、この日本で見られる瞬間が、来春、やってこようとしている。
大谷はシーズン終了直前の10月2日、来季3000万ドル(約43億5000万円)の1年契約でロサンゼルス・エンゼルスと合意したことを電撃発表した。日本人選手の年俸としては史上最高額だ。
「年俸調停権(メジャーの出場登録が3年以上6年未満の選手は球団と年俸について調停できる)をもつ選手が、レギュラーシーズン終了前に年俸調停を回避し契約の合意に至るのは異例のことです。メジャーの場合、年俸で話し合いがうまく進まないことは日常茶飯事ですから。しかも大谷選手の場合、お金はそれほど問題ではありませんが、二刀流での出場、起用法などが契約の際に争点になりますからね」(スポーツ紙記者)
にもかかわらずの早期契約。その理由には、来春行われる野球の世界大会『WBC(ワールドベースボールクラシック)』の存在があるという。
「かなり早い段階で契約合意したのは、WBCに出場するためでしょう。コロナ禍の影響で6年ぶりの開催となる今大会は、大谷選手にとって初参加となる。大谷選手はいつもオフのスケジュールやトレーニングの予定を細かく調整します。WBCは来年のシーズン開幕前に開催されるため、早めに準備に取りかからないといけません」(別のスポーツ紙記者)
大谷の出場は、所属するエンゼルスも明言している。
「エンゼルスが日本のファンの熱望を感じとって、全面協力になったと言われています。何より、本人がWBCに出たいと言っていますからね」(前出・別のスポーツ紙記者)
予選1次ラウンドは東京ドーム。3月9日から13日に行われ、日本は4試合を戦う。
「大谷選手が日本でプレーする姿を見られるのは、そうあることではありません。めったにない“生大谷”を見られるチャンスなんです。座席によって価格は異なりますが、外野席だと6000円です。投手だと1試合投げたらしばらく登板はありませんが、大谷選手は二刀流ですから、全試合に出場する可能性がある。となると6000円で大谷選手に必ず会える!わけです」(前出・スポーツ紙記者)
一般販売は11月23日からだが、抽選による1次先行販売は開始しており、10月16日まで。先着の2次先行販売は、10月19日~11月20日だ。
「メンバーの正式発表は年明け以降ですが、それを待っていてはチケットは売り切れてしまうでしょう。先行販売にトライするのがベストです。販売は試合単位ではなく1日単位。チケット1枚で、日本戦だけでなく、ほかの国の試合も観戦することができます」(前出・スポーツ紙記者)
日本中が熱狂する大谷フィーバーが見逃せない!
※女性セブン2022年10月27日号