120℃に達する高温サウナを50年前から続け、地元の人に愛されてきた東京都墨田区の入浴施設「サウナ錦糸町」。2019年にテレビドラマ化された人気ドラマ『サ道』(テレビ東京)でも取り上げられた老舗サウナだが、10月18日、Twitterのトレンドワードに「サウナ錦糸町」が入る騒ぎが起きた。
「『サウナ錦糸町』が入るビルの屋上で、BBQなどの飲食物とともにプライベートサウナを提供する系列店『THE錦糸町』が2021年からサービスを開始していましたが、3か月ほど前からスタッフの対応に関する苦情の口コミがインターネット上に相次いでいました。
評価の低い口コミに対して社長が『来店理由、、あら探しして悪意あるクチコミを書くためですか?(中略)至急クチコミの是正を求めもす(ママ)』『私個人へ(苦情を)言いたいのであれば(中略)私とスパーリングでもしましょう。お待ちしております』などと返信したことがSNSで拡散され、低評価の口コミが殺到する“炎上”騒動になっています」(サウナ業界関係者)
「サウナ錦糸町」の雰囲気について、1年以上施設を愛用しているという墨田区在住の20代サラリーマン男性・Aさんはこう話す。
「今は無人の受付にある券売機で入浴券を購入し、ロッカーにマグネットで貼り付けるというシステムになっています。管理スタッフは決して多くありませんが、利用に慣れている常連客が多いので、回数を重ねれば違和感はありません。常連客の年齢層は高く独特の雰囲気がありますが、焼け付くような120℃の灼熱サウナと利用料金1000円以下という安さが魅力で、たびたび利用しています」
Aさんは昨年12月、奇妙なトラブルに見舞われたという。
「サウナに入っていると、入れ墨の入った常連客と思われる中年男性に『兄ちゃん、そのふざけたちんちん、なんとかせい』と絡まれました。ビックリしましたがサウナ内で逃げ場もなく愛想笑いをしていると、今度は『じゃんけんで負けたヤツは5分間我慢や』と誘われて……。その時点で120℃のサウナに居続けるのは限界だったので、なんとか断りました。
その後、サウナを出たすぐのところにある水風呂に浸かっていると、サウナの中から声をかけてきた男を含む3人の男が出てきて、うち2人がいきなり殴り合いを始めたんです。浴室のタイルに血が流れ、本当に怖かった。1人が仲裁して2人は和解していたようですが、恐怖でしばらく水風呂から動けませんでした」