来年の春に行われるチャールズ新国王の戴冠式。ヘンリー王子夫妻の出席について、王室の広報は「コメント拒否」という姿勢を貫いているが、英王室にとってふたりは無条件に歓迎すべき人物ではないことは明らかだ。そんな中、あるバッティングが国民をザワつかせて──。
2023年5月6日──この日は英国のチャールズ新国王(73才)の戴冠式が執り行われる記念すべき日だ。だが、実は新国王と極めて縁の深い、ある人の誕生日と重なる。
ヘンリー王子(38才)とメーガンさん(41才)の長男で、新国王の孫であるアーチーくんの4才の誕生日だ。戴冠式の日程は、かつてエリザベス女王が戴冠式を行った6月2日が有力視されていたが、蓋を開けてみればまさかの“ダブルブッキング”。そこには“メーガンさんを戴冠式に出させない”という意図的なものを感じざるをえない──。
9月8日、エリザベス女王が96才で逝去し、女王の長男で王位継承順位1位のチャールズ皇太子が新国王に即位した。同19日にウェストミンスター寺院で執り行われた国葬には、これまでインタビューやポッドキャストで英王室を批判してきたヘンリー王子夫妻も参列した。
荘厳な葬儀に世界が改めて英王室の歴史と伝統を感じたが、その陰ではトラブルもあったという。英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんが語る。
「今回、ヘンリー王子夫妻は英国で行われた集まりやドイツで催されたイベントのために、動画配信サービスのネットフリックスと共に英国入りをしていました。それでふたりだけで献花場所に現れるところをネットフリックスのカメラマンに撮らせようと画策したそうです。しかし、その情報をウイリアム皇太子が事前にキャッチして阻止したといわれています。
結果的にウイリアム皇太子とキャサリン妃も加わって、4人で献花の場所を歩くことになりました。そのとき、メーガンさんが喪服の下に録音機と思われる機器を装着している様子が写真に撮られています。ウイリアム皇太子夫妻はメーガンさんが策略家であることを改めて実感したことでしょう」
相も変わらず英王室をかき回すふたりだが、国家の威厳をかけた荘厳な国葬を前にして、少なからず心を動かされたようだ。国葬後は、年内に配信が予定されていた、結婚後のふたりの様子を捉えたネットフリックスのドキュメンタリー番組から「王室メンバーについて語った部分を削除してほしい」と要請したことが報じられ、またヘンリー王子が王室との確執などを暴露したとされる「回顧録」の出版をとりやめるとも伝えられている。
以前は見られなかった“歩み寄り”を見せているように思えたヘンリー王子夫妻。そんななかでの“ダブルブッキング”は、いったい何を意味するのか。