知人女性(40代)の自宅周辺をうろつくなどしたとしてストーカー規制法違反容疑で逮捕・略式起訴された佐藤耕一・新潟市議(66)。ストーカー行為で有罪となり、罰金30万円の略式命令を受けた佐藤市議だが、10月12日、報道陣に来年5月1日の任期満了まで議員活動を続ける考えを示したことが話題となった。所属する自民党には離党届を出す方針だというが、さっそく批判の声があがっている。
佐藤市議は知人女性の自宅周辺をうろついただけでなく、昨年2~5月には第三者に依頼して女性の写真を撮影させ、2020年12月~今年6月には計8回にわたって女性の友人男性の自宅や職場に行動を監視していると思わせるような内容の手紙を送りつけた容疑もあったが、それらについては不起訴となった。
ストーカー被害を受けた女性は新潟日報社などの取材に、損害賠償を求めて新潟地裁に提訴する意向を明らかにしている。女性は佐藤市議の親族が経営に関わる店舗で働いていたことから、佐藤市議とは挨拶や雑談をする程度の関係だったという。
佐藤市議は2011年に初当選して現在3期目となる。所属していた市議会の保守系会派「翔政会」代表の皆川英二・新潟市議は、佐藤市議についてこう語る。
「彼は総務常任委員会の委員などでそれなりに責任のある仕事をしていましたよ。議員にもいろいろな性格の人がいますが彼はどちらかというと寡黙な人間で、あまり無駄なことを話さない。まさかこういう事件を起こすとは全く思ってもいませんでした。
報じられている内容がどこまで本当なのか分からないので、どう言っていいのかわかりませんが。ただひとつ、議員仲間の総意として、やはりけじめをつけるべきだったと私らは思っています」