東大式「がんにならない習慣」リスト19

東大式「がんにならない習慣」リスト19

コーヒーは5杯以上飲む

 がん予防につながる生活習慣で意外なところでは、1日2回以上の「歯みがき」です。私も数年前からは歯間ブラシを使うようになり、口腔内の状態の改善効果を実感しています。

 実は歯周病はがんリスクを高めます。歯周病や歯の欠損と食道がんの関係を調査した米ハーバード大学の研究は、歯周病は食道がんのリスクを43%上昇させると結論づけています。

 愛知県がんセンター研究所の調査では、1日2回以上歯をみがく人は、1回の人に比べて口腔内や食道のがんに罹るリスクが3割近く低くなることが分かりました。逆に、全くみがかない人のリスクは、1回の人の1.8倍、2回の人の2.5倍でした。

 がんと診断されると肉類を摂らなくなる人が多いですが、発症後はもちろん、予防のためにも、肉類などのたんぱく質の摂取は必要です。特に66歳以上の高齢者では、高たんぱく質の食事を摂る人は、低たんぱく質の人に比べてがん死亡率が60%低いとの研究結果もあります。むしろ高齢者こそ肉類などのたんぱく質を食べたほうがいい。

 また、コーヒーを1日5杯以上飲む人は、肝臓がんのリスクが低下するとの研究があり、私もブラックで1日5杯は飲んでいます。宮城県の約3万9000人を対象にした調査でも、コーヒーを飲む人は口腔、咽頭、食道がんのリスクが5割程度低くなっています。

 長時間座る生活の人は、30分に1回は立って動いたり、座っている時に貧乏ゆすりをするだけでも意味があります。

 がん予防につながる生活習慣を正しく知り、できる範囲で実践することが重要だと思います。

※週刊ポスト2022年11月4日号

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