10月中旬、ある週末の昼下がり。都心のオフィス街を軽やかな足取りで歩く男性。上下ブラックのセットアップ、キャスケットにサングラス、そして左手にはウイスキーの瓶──まるで映画のワンシーンのような姿が目撃されたのは、松本潤(39才)だ。
この日、松本が向かったのは、飲み仲間が集う酒場ではない。都心から車で2時間半ほどの距離にある、茨城県の海沿いの街だ。現在、松本は徳川家康を演じる2023年放送予定の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)の撮影で、忙しい毎日を送っている。同地を訪れたのも、大河ドラマの撮影のためだった。
「松本さんのほかに、共演者の有村架純さん(29才)や松山ケンイチさん(37才)らも現地入りしていました。メインキャストが揃う重要なシーンで、特に大掛かりな撮影が行われました。現地のホテルに宿泊しての撮影だったようです」(ドラマ関係者)
松本の大河にかける思いは強い。クランクイン前に、演出家や歴史の専門家との会議にも積極的に参加しては家康像を追求。2014年の『軍師官兵衛』で主演し、『どうする家康』にも出演する岡田准一(41才)や、現在放送中の『鎌倉殿の13人』に主演している小栗旬(39才)らにもアドバイスを仰いだという。
「松本さんは今回、大河ドラマ初出演にして初主演を務めます。6月5日にクランクインした際、彼はNHKの公式ホームページで“家康公という誰もが知る人物を演じるプレッシャーも感じる”と胸中を明かしました。座長として現場を盛り上げながら、長丁場の撮影をこなすのは想像以上に大変なこと。諸先輩の意見を取り入れながら、自分流にアレンジして挑んでいるのだと思います」(前出・ドラマ関係者)
松本といえば、仕事に対してはとにかくストイックなことで知られる。コンサートの3時間半前から分刻みのルーティンをこなすなど、プロ意識の塊だ。
「食生活にも気をつけていて、1日2食の食事はスポーツジムが提供するお弁当で、それ以外口にしない時期もあったほどです。脱ぐと見事な細マッチョ。今回の大河でも、彼の肉体美が披露されるかもしれません」(芸能関係者)