引退時には4日間で5億円近くを売り上げた名古屋の伝説のキャバクラ嬢・エンリケこと小川えり(34)。引退後は実業家、タレントとして活動するも、自身が経営していた会社で行なっていた買取事業に出資法違反の疑いと返金トラブルがあったことなどが発覚。10月27日には、ビジネスパートナーでもあった夫「ブタさん」との離婚を発表した。そんな苦境のなか、エンリケはトラブルのあった客への返済資金を得るため全国のキャバクラやバーなどで働く営業活動を行なうことを決意したという。
その第1弾として向かったのが、群馬県高崎市で最も賑わうキャバクラ「LIVELY CLUB VALTEN ヴァルテン」だ。このキャバクラのオーナーは、高崎市内に12店舗のキャバクラやラウンジ、飲食店を持つ若き経営者・根岸功貴氏(32)。株式会社ZOZO創業者、前澤友作氏との「旅行権」を1600万円で買い取ったことで話題になった人物だ。
その根岸氏が今回、10月27~28日にエンリケの「地方営業」の場を提供することになったわけだが、そこには前澤氏との旅行に行った際に告げられた「ビジネスは数字は追わないほうがいい。とにかく人が喜ぶことをやり続ければ数字はついてくる」という言葉が背景にあったという。イベント実現の経緯を根岸氏に聞いた。
返済のために「プライド」を捨てた
──もともとエンリケさんとお付き合いがあったのでしょうか。
根岸:名古屋でキャバクラ嬢をやっていた時の彼女は知りませんが、引退後に実業家となってからの付き合いでここ3年ほどになります。彼女の銀座のシャンパンバーなどにも行ったことがあります。