10月から始まった秋ドラマは早くも明暗が分かれている。大抜擢のヒロインからCMでお馴染みのあのタレントまで、その演技をテレビ評論家の吉田潮氏が辛口批評する。
●清原果耶(20)『霊媒探偵・城塚翡翠』(日曜22時30分~、日本テレビ系)
翠色の瞳を持ち“犯人が視える霊媒師”というミステリアスな役どころを演じる。
「まだ“世間知らずのお嬢様霊媒師”という段階なので、清原の実力を発揮できていない。真価が問われるのは今後かと」(吉田氏・以下同)
●本田翼(30)『君の花になる』(火曜22時~、TBS系)
売れない男性アイドルグループの寮母役を演じる。
「男性アイドルを支える寮母にしては距離感が近すぎて。元教師という設定はわかるが、地雷を踏みまくる姿はウザくて癪に障る。歯の浮く演技にも困惑する」
●松本まりか(38)『最高のオバハン 中島ハルコ』(土曜23時40分~、フジテレビ系)
大地真央演じる毒舌のハルコに対し、松本はドジっ娘庶民という設定。
「喜怒哀楽だけでなく、怨恨や憎悪など業の深い演技が魅力の松本を、可愛いドジっ娘におさめてしまうもったいなさ。歯がゆい」