3年ぶりに行動制限のないハロウィンを迎え、東京・渋谷は“お祭り”ムードに包まれた。 韓国・梨泰院で10月29日に起きた雑踏事故を受けて厳戒態勢が敷かれる中、ひときわ目を引いたのが、様々なキャラクターに仮装した外国人たちだった。29日からの週末3日間、ごった返す繁華街に密着した。
舞妓姿でセンター街を練り歩いていたのは、アメリカから来たIT系企業の社員・ジェフリー・ブランドさん(36)。
「和服大好き。舞妓さんになって歩けて嬉しいです。着物と鬘、帯を買って、着付け代は2万円でした」
フランスから来たイヴァノフ・ヴィンセントさん(34)は、夫婦で来日。エヴァの衣装は「まんだらけ」で購入したという。
「妻はエヴァンゲリオンのアスカ、私はただの王様です(笑)。妻の衣装は3万円で購入しました」
ハチ公前で、アニメのキャラでポーズを取ったのはイタリアのエミーさん(写真左端)。23歳の大学生で、「日本学を勉強しています。今日は『約束のネバーランド』のエマのコスプレをしてきました」と語ってくれた。
神様のコスチュームで“降臨”したのは大学生2人組み。ディラン・クロスさん(21)とセバスチャン・サバニアさん(20)。イギリスから来た2人は「初の渋谷ハロウィン楽しい!お金をかけず、自作しやすいローマ神話の神に仮装しました」と話す。
うさぎ耳が似合っていたのは、アメリカの大学生、マリア・ロドリゲスさん(23)。2日前に観光で初来日したとのこと。
「渋谷の街も警察の交差点でのロープを使った誘導もクール! うさぎ耳はドンキで買いました」
マリオとルイージ、そしてピカチュウのコスプレで登場したフィリピンからの一行は、自国から衣装を持ってきたと語った。
「友人家族との旅行です。マリオとルイージは今日のために衣装を国から持参したんですよ」(ドネル・カーンさん=写真左)