アメリカの泌尿器科医や理学療法士など、「骨盤底筋」のプロフェッショナルの知見を集結して作られた新製品「ケゴール」をタレントのテリー伊藤(72)と美熟女優の北条麻妃(45)が体験した。骨盤底筋とは何か。日本泌尿器科学会員・平澤精一医師の解説だ。
「その名の通り骨盤の底にあって、膀胱や直腸、女性の子宮などを支える筋肉です。骨盤底筋が加齢や出産により弛緩すると、膀胱下垂を起こしたり尿道の収縮機能が低下したりして、尿もれや尿失禁の原因になります。女性は膣圧の緩みにつながることもあります」
ケゴールはスマホアプリと連動して骨盤底筋の動きをビジュアル化し、トレーニングメニューを搭載して鍛えるサポートをする。男女兼用の「ケゴール ブースト」は椅子に置いた器具の上に座り、器具の球体(ボール)の動きやアプリの指示に合わせて、骨盤底筋を収縮・弛緩させる。尿を止めながら肛門を締める要領だ。自らも尿もれに悩みを抱えるテリー伊藤が感想を語る。
「青いボール部分がぶるぶるっと震えたら、お尻でぎゅっと踏ん張って締め付ける。単純だから骨盤底筋の動きに集中できますね」
女性専用の「ケゴール クラシック」は、膣に挿入して骨盤底筋を鍛える。北条麻妃が語る。
「膣をギュッと締めて、緩めてを繰り返すだけで身体が温まり、良い運動になりました。40代になって加齢による膣の緩みを感じるので、トレーニングしたいと思います」
取材/河合桃子 撮影/井上たろう
※週刊ポスト2022年11月11日号