警視庁が、東京都内で好事家向けのパーティーを繰り返し主催していたとみられるグループを摘発した事件。逮捕された沢村雅也容疑者、小山麻代容疑者ら男女5人は、新宿区百人町の民泊施設を借りて、女性が金銭と引き換えにいかがわしい行為をするための場所として使わせた疑いがもたれている。
容疑者らは、月に12~13回のペースでパーティーを開催していたとみられる。調べに対し、沢村容疑者は容疑を認め、小山容疑者ら4人は否認しているという。
逮捕容疑となったパーティーは、7月5日に行われた。参加した不特定多数の男性客は、SNSで集められていたことが報じられている。本誌・週刊ポスト取材班は、過去に容疑者らと接触したことのある人物から、その手口を示すSNSの画面を入手した。
その人物の証言によると、最初はTwitterでパーティー情報を告知し集客。実際に来た人には、クローズドなグループLINEに誘導していたようだ。
LINE画面を見ると、「ご登録ありがとうございます」「カレンダー、ご案内等、タイムラインに載せさせて頂きますので、宜しくお願いします」などと記されている。
「LINEからのみリピーター割りしております」「Twitter、他サイト等でお問い合わせされてしまいますと、割引き出来なくなってしまいますので、先にこのLINEでお問い合わせ下さい!!」と書かれていることから、複数のSNSなどで募集をかけ、LINEはリピーター獲得のために利用していたことがわかる。
そのグループLINEでは、定期的にイベントが記されたカレンダーが送られていた。
例えば直近の11月8日には「撮影会 はるかサン『水道橋』11~16」、11月6日には「パーティー『浅草』14~朝5」など、場所とイベント内容、参加するとされるモデルなどの名前が記されている。地名に続く数字は開催される時間帯とみられ、1回あたり5時間ほどのケースや、徹夜で行われることもあったようだ。