色づき始めた木々を臨む、都内の高級マンション。11月4日に「1か月の休養」を発表した中居正広(50才)は、直前までこの自宅マンションから仕事場へと通っていたが、現在はその姿が目撃されていないという。
「自宅療養か入院かなど、休養の詳細については限られた人にしか明かしていないようです。よく近所のスーパーやゴルフの練習場に出かけていた中居さんの姿は、まったく見かけられていません」(芸能関係者)
中居は5日放送の『中居正広のキャスターな会』(テレビ朝日系)で、休養について「体調を整え、リハビリも含めて筋力と体力をつけるための1か月」と説明。具体的な病名や症状を口にすることはなかった。テレビ局関係者が振り返る。
「中居さんはテレビ番組の収録時に、番組内で取り上げた話題をどんどん掘り下げてくれるので、収録は予定時間をオーバーすることがほとんどでした。でも今年の春頃からは深掘りすることが減り、収録も予定時間に終わるようになったんです。口数も少なくどこか疲れている様子で、スタッフの間では“中居さんらしくない”という声があがっていました」
7月になると、中居の変化は目に見える形で表れた。プロ意識が高く、仕事を休まないことで知られる中居が、出演番組の収録を欠席するようになったのだ。
「中居さんは7月中旬に急性虫垂炎を発症し、入院して手術を受けました。そのため、総合司会を務める予定だった生放送の音楽番組への出演が急遽取りやめになった。その後も10月1日と8日の2週にわたり、体調不良を理由に『キャスターな会』を欠席。レギュラーを務めるほかのテレビ番組やラジオ番組も欠席しています。
10月15日に放送された『キャスターな会』で復帰しましたが、頬はこけてやつれたように見えました。首も細くなっていて、シャツの襟回りには不自然なゆとりがあった。中居さんの姿に、視聴者からは心配する声があがっていました」(前出・テレビ局関係者)
そんななか、中居の状態に関する記事が掲載されたのが、休養宣言の約1週間前。『週刊新潮』(10月27日発売号)が《「中居正広」深刻病巣摘出で緊迫のカルテ》とのタイトルで衝撃の内容を報じた。同誌によれば、中居は7月に受けた急性虫垂炎の手術と前後して、盲腸がんに侵されていることが判明。9月に都内の病院に2週間の予定で極秘入院し、がんを切除する手術を受けたというのだ。
「記事の内容は、中居さんの番組スタッフですらまったく聞かされていないものでした。早期のがんではなく、腫瘍を摘出するため、開腹をしての大手術だった可能性が指摘されていました。記事では医師団まで特定され、さらに中居さんの事務所が否定しなかったため、信憑性が高いという声があがっています」(番組関係者)
「盲腸がん」について、相馬中央病院の消化器内科医・齋藤宏章さんが解説する。
「盲腸は大腸の最奥部に位置するため、盲腸がんは広義では大腸がんに含まれます。大腸の肛門に近い箇所ががんに侵されると血便や下痢などの症状が出るのに対し、盲腸は肛門から遠いため、そうした自覚症状が起こりにくい。ほかの大腸がんに比べて、発見しにくいがんでもあります。わかったときには、かなり進行しているケースもあります」