11月12日・13日に名古屋市内で「韓国フェスティバル2022 in 名古屋」が開催され、日韓のアーティストたちがステージに登壇した。出演者のひとり、女性アイドルが名古屋市長・河村たかし氏(74)と記念撮影した写真が物議を醸している。アイドルたちが“指ハート”をする中、河村氏はわいせつな意味を持つハンドサインをしているのだ。
このアイドルが〈河村たかし市長と写真撮っていただけて嬉しかった〉と写真をTwitterに投稿したところ、ネット上を中心に〈セクハラではないか〉と河村氏を批判する声が上がった。ただアイドル本人はあまり気にしていないようで、〈私は河村さん好きですが~(略)〉と明るくツイートしている。
河村氏にセクハラ疑惑がかけられたのは、今回が初めてではない。
「2014年に中部国際空港で『世界コスプレサミット』の開会式が行われた際、壇上にいた当時17歳の女性声優の肩に手を回し、抱きつきました。客席からはブーイングが起こりましたが、河村市長は気にしていない様子でした」(イベント参加者)
河村氏といえば、“金メダル噛みつき騒動”も話題になった。2021年8月、河村氏はソフトボール日本代表・後藤希友投手(21)と対面した際、突然マスクを外して金メダルに噛みついた。また、「恋愛は禁止か」といった発言も問題視された。後藤投手の所属先であるトヨタ自動車も抗議し、名古屋市にはメールや電話で1万件を超える批判が殺到。金メダルが交換される異例の事態となった。
国内外から批判を受けて、河村氏はハラスメントに関する講習を受けたことを明らかにした。その上で「盛り上げようとしてやったことが、ハラスメントに該当するとわかった。自分が間違っていた」と反省の意を示していた。
しかし、今回のハンドサイン。せっかく講習で学んだことを忘れてしまったのか? それとも……? 名古屋市役所に問い合わせたところ、このような答えが返ってきた。
「市長はイベントに招待され、ご挨拶のあとに会場の視察をしていたところで、女性たちから写真を一緒に撮りたいと求められ、『ええよ』と応じました。女性のみなさんが指でハートマークを作っていらっしゃったので、市長もそれを見様見真似で合わせようとやっていました。
普段そんなハートマークを作るような方ではないので、ちょっとぎこちなかったのかな。なので、市長ご本人はそんな卑猥な意識はなくやっていらっしゃったはずです」(市役所の韓国フェスティバル担当者)
つまり、“指ハートをやろうとして間違えた”というのが真相らしい。ただ、ネット上には〈数年前の写真では指ハートをちゃんとできている〉との指摘もある。時間が経って、やり方を忘れてしまったのだろうか? 河村氏本人にも見解を聞こうとしたが、何度電話をかけても、呼び出し音に設定されている演歌が流れるのみだった──。