今シーズンの日本フィギュア界は、とにかく熱い! 男女シングルはもちろん、いままで世界の頂点には手が届かなかったペア、アイスダンスも国際大会で金メダルを獲得と、日本フィギュア界史上初の快挙に沸いている。18日から開催される『NHK杯』には、その金メダリストたちが揃って出場。破竹の勢いを見せる日本代表メンバーの面々が、新たなる頂点を目指して戦う。
●宇野昌磨選手(24才) 『ISU GP スケートカナダ 2022』1位
昨季はオリンピックで2大会連続のメダルを獲得し、世界選手権では初優勝。名実ともに日本のエースに君臨する宇野が、今季初戦の『スケートカナダ』で逆転優勝し、世界王者としての貫禄を見せた。今季のフリーでは4回転を4種類5本組み込む高難度の構成に挑戦している。
●三浦璃来選手(20才)&木原龍一選手(30才)『ISU GP スケートカナダ 2022』1位
2019年8月からペアを組んで3年。“りくりゅう”の愛称で親しまれるペアが、今季初戦となる『スケートカナダ』で自己最高記録を更新し、悲願の金メダルを獲得。ペアの日本勢では初めてGPシリーズの頂点に立った。
●渡辺倫果選手(20才) 『ISU GP スケートアメリカ 2022』1位
ニューヒロインが誕生! 故障した樋口新葉選手に代わって、急きょ出場した『スケートカナダ』で、ショート6位から大逆転で初優勝に輝いた。GPシリーズ初出場での栄冠に、「最大限の演技ができた」と大喜び。トリプルアクセルが武器で、NHK杯のフリーでは2本投入を目指しているという。「未来の自分が、いまの自分を超えられるように頑張っていきたい」と決意を新たにNHK杯に挑む。