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「アイスピックで脅し女子大生の胸を触る」強制わいせつで執行猶予中に再犯 容疑者母親が語る「思い出はない」

宮嶋力容疑者

宮嶋力容疑者

 10代の女子大生にわいせつな行為をしてけがを負わせたとして、住居不詳の無職・宮嶋力容疑者(41)が現行犯逮捕された。11月15日午前0時45分ごろ、葛飾区の集合住宅敷地内で、住人の女子大生の胸を触った上、持っていたアイスピックのようなもので頬にけがを負わせたというもの。全国紙社会部記者が語る。

「宮嶋容疑者は事件前に現場近くの京成線青砥駅で女性を見定めていて、徒歩で帰宅していた被害女性を自転車で約2キロにわたって尾行していた。女子大生が集合住宅の敷地に入ったところで後ろから抱きつき、羽交い締めにしてアイスピックをつきつけながら胸を触りました。女性の悲鳴を聞き、騒ぎに気づいた近隣住民が110番し、駆けつけた警官により取り押さえられました。宮嶋容疑者は今年1月、別の強制わいせつ事件で有罪判決を受け、執行猶予中でした」

 青砥駅から犯行現場までを歩いてみると、夜は人通りも少なく、犯行時刻の深夜ともなるとほぼ無人。もし近隣住民の110番がなかったら──寒気がする道のりだった。

 逮捕時の宮嶋容疑者は住所不定。以前住んでいた千葉県某市では金銭的に困っていたようで、「家賃や公共料金の支払いを滞納していた」(近隣住民)という。近所付き合いは少なく、何かトラブルがあったという話は聞こえてこなかった。

 宮嶋容疑者の実家は茨城県にある。最寄り駅から車で20分ほど離れた住宅街で、周囲からは浮いたたたずまいだった。瓦屋根の古い自宅の庭には、壊れた冷蔵庫や洗濯機が複数台置かれている。近隣住民はこう話す。

「(宮嶋容疑者一家は)5人兄妹で、事件を起こしたのは次男です。旦那さんは亡くなっていて子供も家を出て行ってしまい、今も残っているのは母親と長男だけ。長男が1人で家に住んでいて、母親は離れに住んでいるようです。いまは町会との交流もないと聞いています」

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