ライフ

87歳医師「趣味の運転が健康維持にいい」愛車の旧型ポルシェで散髪に

芦花ホーム常勤医の石飛幸三氏

芦花ホーム常勤医の石飛幸三氏の健康法とは

 精神科医の和田秀樹氏が書いた『80歳の壁』がベストセラーになっているが、健康寿命を延ばすためには何を心がければ良いか──それを知る“生き証人”が80歳を越えた今も現役で活躍する医師たちだ。週4日勤務を行う芦花ホーム常勤医の石飛幸三(87)氏は「運転」が趣味であり、健康法そのものだという。

 * * *
 87歳になっても変わらず元気ですが、東京・世田谷区の芦花ホームの施設側から「先生、もう歳なんだから休んでください」と言われて、今は週4日勤務です。

 3年くらい前までは自分の車で通勤していたけれど、それも「先生、もう87歳ですよ。何かあったら責任を問われます」と諭されて、今ではタクシー通勤に。

 でも、平均年齢80歳以上で要介護3以上の入所者は、いつ具合が悪くなるかわからない。だから携帯電話は24時間オンにして、いつでも受けられるようにしています。

 何歳まで医師を続けるかなんて、全然考えていません。ただ、自分で食べられなくなれば、身体がもたないとは思うよ。認知症になって判断ができなくなれば、もう役に立たない。そうしたら、「先生、そろそろ辞めていただけませんか」と言われるだろう。

 だから、まだ食べられる今は、とにかく夜は美味い酒を飲むんです。すると、カミさんが作ってくれた食事が美味しく感じられる。ということは、身体は大丈夫だ。

 毎日、350mlの缶ビールを1本。時には調子に乗って2本。それでいい気分になる。そうすると、早く寝られるんだ。

 早寝早起きじゃないけど、下手をすれば9時には寝ちゃう。夜中の2時に目が覚めても、5時間は寝られている。6時間も寝れば十分だよ。

 それで、休みの日の朝はスポーツバイクで20~30分かけて公園に行き、集まっている高齢者と一緒にラジオ体操をやるんだ。50を過ぎてからずっとだから、もう30年以上やっているよ。

関連記事

トピックス

隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
NHKの牛田茉友アナウンサー(HPより)
千葉選挙区に続き…NHKから女性記者・アナ流出で上層部困惑 『日曜討論』牛田茉友アナが国民民主から参院選出馬の情報、“首都決戦”の隠し玉に
NEWSポストセブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(時事通信フォト)
《「心神喪失」の可能性》ファストフード中学生2人殺傷 容疑者は“野に放たれる”のか もし不起訴でも「医療観察精度の対象、入院したら18か月が標準」 弁護士が解説する“その後”
NEWSポストセブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと住所・職業不詳の谷内寛幸容疑(右・時事通信フォト)
〈15歳・女子高生刺殺〉24歳容疑者の生い立ち「実家で大きめのボヤ騒ぎが起きて…」「亡くなった母親を見舞う姿も見ていない」一家バラバラで「孤独な少年時代」 
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《広末涼子が釈放》「グシャグシャジープの持ち主」だった“自称マネージャー”の意向は? 「処罰は望んでいなんじゃないか」との指摘も 「骨折して重傷」の現在
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト