11月28日、長野県議の丸山大輔容疑者(48)が昨年9月に妻・希美さんを自宅で殺害した容疑で逮捕された。逮捕の決め手となったのは、Nシステム(自動車ナンバー自動読取装置)だった。
「丸山容疑者は事件当日、長野市の議員会館に宿泊していたと供述していました。しかし、事件が起きて間もない段階で、捜査本部はNシステムの解析結果から丸山容疑者の車が北信方面と自宅のある中信方面を往復していたことや、自宅に第三者の侵入した痕跡がないことを把握していました」(地元メディアの記者)
捜査関係者によると、丸山容疑者は容疑を否認しているという。そんななか、女性トラブルが動機に繋がった可能性が浮上してきた。事件当時、丸山容疑者は妻とは異なる女性と交際していたことが地元・長野放送などで報じられた。それ以前にも複数の女性と交際していて、警察は、女性関係のトラブルが動機ではないかと見ているという。
丸山容疑者は、長野県塩尻市で明治時代から続く老舗酒造「笑亀酒造」の生まれ。先代社長の急逝により2002年に社長に就任し、営業活動も兼ねて、あちこちの飲み会に顔を出していた。気さくな人柄で、“笑亀(しょうき)マン”というあだ名の人気者だった。
「長野県内の超名門高校、そして慶應義塾大学の経済学部を卒業したエリートなのに、すごくノリが良くて明るいんです。人に迷惑をかけるような飲み方はせず、お酒の席を楽しく盛り上げていました。男女問わず、“笑亀マン”のファンは多かったですよ」(丸山容疑者の知人)
この知人によると、丸山容疑者は下ネタ好きな一面もあったという。