──じゃあ、牛乳もあんまり好きじゃないの?
「(小さい声で)うん」
「え? 朝とか結構出すよね?」とお母さん。
「けっこう出すから、がまんして飲んでるの……」
「そうなんだ!」と驚くお母さん。
──いつも何して遊ぶの?
「赤ちゃん(ぬいぐるみ)のお世話とか好きだよ」
──これからやってみたいことは?
「跳び箱3段跳んでみたいのと、ブリッジで頭が上がるようになりたい!」
──どうして歌が好きなの?
「お母さんのお腹の中から歌の好きな赤ちゃんが生まれてきたの。それがののちゃんだったの」
お母さんは、「子育ての中で言葉をかけるのと同じように歌いかけていたので、おしゃべりと歌はほとんど同時に覚えました。だから、歌を教えたという感覚ではなく、たとえば散歩中にチューリップを見つけて『あ、チューリップだね。♪咲いた〜咲いた〜』という感じです」と言う。
歌詞を覚える際は、歌詞の内容を絵にして見せているが、その絵を描くのはお父さんだ。「ただ、最近は語彙も増えて言葉も理解できるようになったので、歌詞を聴くだけである程度は想像ができるみたいです。頭の中で絵本をめくるように歌詞が物語として流れているようです」(お母さん)
やっぱり……天才かも。
【プロフィール】
村方乃々佳(むらかた・ののか)/2018年5月31日生まれ。『ののちゃん2さい こどもうた』『ののちゃん3さい こどもうた』(ともにキングレコード)など、多数のCDを発売している。
取材・文/苗代みほ 撮影/平田貴章
※女性セブン2022年12月15日号