ワールドカップ・カタール大会のグループリーグ第3戦で日本代表が強豪スペインに逆転勝利。グループリーグ1位通過の快挙に、東京・渋谷駅前のスクランブル交差点では、早朝にもかかわらず若者を中心に多くのサポーターが詰めかけ、興奮と感動を分かち合った。
そんななか、渋谷のセンター街からスクランブル交差点前へと、自撮り棒で動画を撮影しながら歩いてきた女性2人組。代表のユニフォームに袖を通し、頬には日の丸のメイクまで施しており、劇的勝利に興奮冷めやらぬ様子だった。
「いえーい! めっちゃ嬉しいです! すごくどきどきしながら観ていました。特に、田中碧選手のゴールで逆転したときの店内はもうとにかくやばかったです! (誰のファン?)田中碧選手です! ゴールを決めてくれたときは、もう、やばかった。感動しました!
実は、初戦のドイツ戦で日本が勝ってから初めて本格的に見るようになった“にわか”です(笑)。今日は初めてユニフォームにちゃんと着替えて、2人で渋谷のスポーツバーに観戦しにきました。また観戦したい! 応援してま~す!」
そう言うと、スクランブル交差点の雑踏に消えていった。次に話を聞いたのも、ほろ酔いの女性3人組。このうち青のボーダーの女性は、またしても田中碧選手の熱烈ファンだという。
「さっきまで3人でセンター街のスポーツバーで観戦していました! 酔っ払いですみません(笑)。私、田中碧が大好きで、2点目のときはVARでちょっと焦りました。みんなも『え、どっちどっち』みたいになってました(笑)」
逆転の瞬間については、ほかの2人も、「もう、もう、衝撃的でした。時差で大地が揺らぎました!」「揺らいだよね(笑)。一瞬の逆転でウソかと思った」と興奮を隠せない。
「正直、『0-1でいくやろうなあ』みたいなテンションになっていたんですけど、それを超えていった。なんか、日本人として誇りに思います! こんなに面白い試合はないって本当に! これを超えるサッカーの試合はもう人生で訪れないんじゃないかと思います」
さらに森保一監督の采配について尋ねると、「本当、認めるしかない! 森保監督、素晴らしかったです!」と賛辞を送り、一同拍手。決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦について尋ねると、自信満々の様子。