「応援していました」「楽しんでほしいです」。そう恥ずかしそうに明かしたのは歌手の鈴木愛理(28)。11月27日、デビュー20周年を記念した写真集の発売イベントの場で取材陣から「彼氏さんの試合を見たか」と聞かれた際の一幕だ。
この“彼氏さん”というのは、サッカー日本代表で、12月1日のスペイン戦で決勝ゴールを決めて日本中を沸かせた田中碧(24)。以前から交際は認めていたが、公の場で本人が発言したのは初めてのこと。その数日前、田中が11月23日のW杯ドイツ戦に出場していたこともあり、ファンも沸いた。
鈴木はアイドルグループ「℃-ute」の元メンバー。その父親は、ツアー通算8勝、「ボンバー」の愛称で親しまれたプロゴルファーの鈴木亨(56)なのだ。
鈴木亨といえば、いまもシニアツアーで活躍する現役ゴルファー。所属のミズノ関係者が言う。
「鈴木プロは“ミズノの顔”ですからね。人当たりがよくて、真面目な紳士。1980年代の日大ゴルフ部最強時代の中心選手で、“ボンバー”の愛称通り、乗るとビッグスコアを作れる爆発力が魅力です」
そして、娘・愛理は芸能界に入る前から“アイドル”だったという。
「お嬢さんのあーちゃん(愛理)は小さい頃からトーナメント会場に来ていましたからね。スタッフのアイドルでした。お母さんは丸谷京子プロです。両親ともにプロゴルファーですから、将来はゴルフ界を盛り上げてくれると期待していましたよ。
ただ、あーちゃんは8歳で芸能界デビュー。息子さんは鈴木プロのキャディバッグを担ぐこともあったのでプロゴルファーになるのかと思っていましたが、2人とも別の道に進みました」(同前)
人格者として知られる父は、愛理の交際についても好意的だという。ゴルフ誌担当記者が言う。
「交際についてもオープンで、ドイツ戦は鹿児島でのシニア最終戦の初日前夜でしたが、いつも9時には寝る鈴木プロが夜更かしして『しっかり応援した』と報道陣に話していたほどです。ゴルフ仲間も祝福ムード。ちなみに田中もスパイクの契約はミズノです(笑)」
日本中が注目する、“ゴールイン”はあるか。
※週刊ポスト2022年12月16日号