芸能

「親が動ける土日だけ活動」「きっかけはYouTube」イマドキの“キッズスター事情”

子役(写真/Getty Images)

子役を務める子供たちの働き方も変わってきている(写真/Getty Images)

 映画やドラマ、バラエティー番組、CMやYouTube……今年も、多くの子供たちがさまざまなメディアで大活躍した。女性セブン2022年12月15日号では、今注目のキッズスターたちに取材を行っている。

「子供タレント」というと、以前は学校にもなかなか行けず、忙しくて大変そうなイメージが強かったが、今回取材した朝ドラ『舞いあがれ!』でヒロインの幼少期を演じた浅田芭路(9才)、ギネス世界記録に認定の歌姫「ののちゃん」こと村方乃々佳(4才)、ドラマ『テセウスの船』など話題作に出演した番家天嵩(10才)、大人顔負けの演奏テクニックを持つ三宅兄妹らには“無理をしている”という印象はまったくなかった。

 子役の登録が約500人という芸能事務所『スペースクラフト・エージェンシー』ジュニア部の若尾恒治さんは、次のように語る。

「いまは共働きの家庭も多いので、子役の場合、事務所に登録していても、親が動ける土日だけ活動するという子も少なくありません。

 もちろんガッツリ働いている子もいますが、昔よりも多様化している印象です。そのため、いまはお芝居も習い事の1つと考えて、気軽に始めさせる親御さんも多いですね」

 雑誌に出たり、モデル事務所のカタログに載ったり、かわいい服を着たり、エキストラでテレビに出たり。「わが子の思い出作りとして一度くらいそんな経験をさせてみてもいいかも」と考える親も少なくない。

 登録料やレッスン料は、ほかの習い事と同様に、無料から数万円など事務所ごとに異なり、どの程度やらせたいのかで選ぶ人が多いのだとか。ただ、ある程度知名度が上がってくると忙しくなり、習い事の範囲で収まらなくなることもある。前出の芭路ちゃんの母親は言う。

「軽い気持ちで始めたので、朝ドラが決まったときは長期の撮影があるため、家のことをどうするか家族会議を開き、結果、本人の意思を尊重してサポートすることにしました」

 天嵩くんの場合は、母親がもともと仕事をしており、最初のうちは事務所に登録したものの積極的にオーディションには行かなかったが、連ドラに出演してからは母親が仕事を辞め、天嵩くんの続けたい気持ちを優先することにしたという。

「私が家を空けることも多くなりましたが、かえって掃除や洗濯、食事の準備などの家事を、きょうだい5人みんなが手伝うっていう相乗効果もありました」(天嵩くんの母)

関連記事

トピックス

異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(写真は2019年)
《体調不良で「薬コンプリート!」投稿》広末涼子の不審な動きに「服用中のクスリが影響した可能性は…」専門家が解説
NEWSポストセブン
いい意味での“普通さ”が魅力の今田美桜 (C)NHK 連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合) 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
朝ドラ『あんぱん』ヒロイン役の今田美桜、母校の校長が明かした「オーラなき中学時代」 同郷の橋本環奈、浜崎あゆみ、酒井法子と異なる“普通さ”
週刊ポスト
現役時代とは大違いの状況に(左から元鶴竜、元白鵬/時事通信フォト)
元鶴竜、“先達の親方衆の扱いが丁寧”と協会内の評価が急上昇、一方の元白鵬は部屋閉鎖…モンゴル出身横綱、引退後の逆転劇
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
〈不倫騒動後の復帰主演映画の撮影中だった〉広末涼子が事故直前に撮影現場で浴びせていた「罵声」 関係者が証言
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”川崎春花がついに「5週連続欠場」ツアーの広報担当「ブライトナー業務」の去就にも注目集まる「就任インタビュー撮影には不参加」
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
広末涼子、「勾留が長引く」可能性 取り調べ中に興奮状態で「自傷ほのめかす発言があった」との情報も 捜査関係者は「釈放でリスクも」と懸念
NEWSポストセブン
筑波大の入学式に臨まれる悠仁さま(時事通信フォト)
【筑波大入学の悠仁さま】通学ルートの高速道路下に「八潮市道路陥没」下水道管が通っていた 専門家の見解は
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
《事故前にも奇行》広末涼子容疑者、同乗した“自称マネージャー”が運転しなかった謎…奈良からおよそ約450キロの道のり「撮影の帰り道だった可能性」
NEWSポストセブン
長浜簡易裁判所。書記官はなぜ遺体を遺棄したのか
【冷凍女性死体遺棄】「怖い雰囲気で近寄りがたくて…」容疑者3人の“薄気味悪い共通点”と“生活感が残った民家”「奥さんはずっと見ていない気がする」【滋賀・大津市】
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン