W杯では選手だけでなく、現地で応援する「家族」にも注目が集まった。なかでも度々メディアに報じられたのが、DF長友佑都(36)の妻で女優の平愛梨(37)と、MF柴崎岳(30)の妻でこちらも女優の真野恵里菜(31)の2人だ。しかし、夫の活躍ぶりは明暗が分かれた。
「長友は全試合スタメン出場。髪を赤く染めてムードメーカーとしてチームを鼓舞する姿も高く評価された。一方の柴崎は一度も出場機会がなく、大会終了後に『厳しい現実を受け止めないと』と語っていたように悔しい結果となった」(スポーツ紙記者)
そんな夫の姿に重なるように、妻の「“メディア戦略”にも差が出た」と言うのが芸能レポーターの城下尊之氏。
「平さんは3人の息子さんと一緒に髪を赤く染めて、積極的にSNSも更新していた。試合会場でメディアから“隠し撮り”されても、〈私を撮ったのはどこのどいつだ~ぃ!?〉とおどけた好意的な反応だったのでテレビ局もこぞって報じていた。お子さんの顔も隠さず家族総出で露出していた印象で、したたかな“上手さ”を感じました。
対する真野さんは、スタンドで観戦する自分や家族の姿が報道されたことについてツイッター上でメディアへ配慮を求めた。自然な対応ではありますが、平さんに比べて報じにくくなったのはたしかです」
城下氏は、平が長友の今後を意識していたのではないかと見る。
「恐らく最後となるW杯で、“家族愛”をメディアや視聴者にアピールしたかったのではないでしょうか。長友選手は引退後タレントとして活動するのではないかと言われています。方向性は少し違いますが、北斗晶と佐々木健介のような感じでお茶の間にウケそうですからね。
交際中に『アモーレ(愛する人)』という言葉が流行語大賞にノミネートされましたが、今回も『ブラボー』と連呼して話題になった。2人ともメディア戦略が上手いので、バラエティ番組に引っ張りだこになると思います」
長友家は夫婦で株を上げたW杯になったようだ。
※週刊ポスト2022年12月23日号