ファンだけでなく多くの国民にとって“想定外”だった休養延長も、たった1つの映像で事実を受け止めるしかなかった。
年内いっぱいまで休養中の中居正広(50才)が、12月11日放送の『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2022』(フジテレビ系)にVTRで出演。その姿は、数か月前まで、日常的にテレビで見かけていた彼とは、大きくかけ離れたものだった。黒のキャップに黒縁の薄いサングラスをかけて、パーカーを着用していたが、頬と首はすっかり痩せこけて、目のクマやほうれい線がくっきり浮き出るほど。10月15日から11月4日まで一時復帰した際も、少し痩せてはいたが、それと比べても衝撃の激やせぶりだった。
笑顔で「珍プレー、そしてプロ野球をお楽しみ下さい」と“開会宣言”をしていたが、明らかにされぬままだった病がどれだけ深刻だったのかを、ひと目で表す映像だった。
SNSでは、すぐにファンたちから「めちゃくちゃ痩せてる(涙)」「一目で体調悪そうなの伝わる」「年内どころか当面静養続けた方がいいよ」と驚きとショックの声が発信されて、今後の回復と復帰を願う思いがネット上に飛び交った。
振り返ると、今年は闘病生活を強いられた下半期だった。2020年春にジャニーズを退所。独立後も、以前と全く変わらずにお茶の間の人気者として順調だった中居だが、7月14日に急性虫垂炎で入院、手術を受けると、同月16日の生放送『音楽の日2022』(TBS系)の司会を欠席した。
その2日後には退院して仕事復帰も果たしたが、10月1日に体調不良を理由に『中居正広のキャスターな会』の生出演を取りやめると、翌週8日の同番組と14日の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)も欠席した。15日の『中居正広のキャスターな会』(テレビ朝日系)で、一時復帰して「大事を取っただけ」と話してはいたが、11月4日に再び1か月の活動休止を発表。さらに12月2日には「年内は静養に専念する」と休養の延長を発表していた。
中居と親しいテレビ局幹部は「箝口令が敷かれていて、病名は絶対に言えないし、正確な情報は一部にしか伝えられていない」と話す。10月27日発売の『週刊新潮』では、9月に盲腸がんの摘出手術を受けていたと報じられて、別のある芸能関係者も「11月に再入院して、再手術を受けたとみられています」と話した。
いずれにしろ、かんたんな病状ではないことは明らかだった。