「皇室の発信という点でいえば、やはり間接的でないほうがストレートに伝わると思います」。11月30日に57才の誕生日を迎えた秋篠宮さまは、事前に行なわれた誕生日会見で皇族のSNS利用についてこんな持論を述べた。皇族自身によるSNS発信について、「私はやらないと思う」としたが、「そういう可能性も、もちろんあり得る」と発言した。宮内庁担当記者が語る。
「かなり踏み込んだ言葉でした。背景にあったのは小室圭さん(31)と眞子さん(31)の結婚に際してのバッシング報道でしょう。あの騒動を受けて、秋篠宮さまは皇室による正しい情報発信を模索するようになりました。
宮内庁は2023年度予算の概算要求でSNSを使った情報発信改革を掲げ、その施策のために職員の増員も盛り込んだ。皇族がSNSで発信する時代は遠くない未来にやってくるかもしれません」
この秋篠宮さまの発言を受けて、SNSアカウントの開設が待望されているのが、秋篠宮家の次女・佳子さま(27)だ。
〈佳子さまツイッターやればいいのに〉
〈佳子さまのインスタが見たい!〉
会見後、SNSにはそんな書き込みが多く見られた。皇室ジャーナリストが語る。
「可憐な容姿も相まって、SNS上には佳子さまのファンが非常に多い。海外でも『美人すぎるプリンセス』として取り上げられることが多く、SNSを開設すれば世界中で1000万人単位のフォロワーが付くでしょう」
英王室ではウィリアム皇太子夫妻がインスタグラムを開設しており、フォロワー数は1455万人。佳子さまはそれに匹敵する人気があると言われている。
「公務の様子だけでなく、佳子さまの私生活が垣間見えるような投稿があれば、大いに国民の関心を引くはずです」(皇室ジャーナリスト)
だが、それゆえリスクもある。前出の宮内庁担当記者が語る。
「SNSは共感だけでなく、誹謗中傷もダイレクトに届きます。その言葉は深く胸に刺さるでしょう。そうした経験のない皇族がいきなり人々の悪意に直接さらされたらどうなってしまうか。不安が尽きません」
課題の多い皇族のSNS発信。佳子さまのツイートに「いいね!」を押せる日は来るか。
※週刊ポスト2022年12月23日号