お笑いコンビ・麒麟の川島明(43)が、ニホンモニター株式会社が発表した「2022テレビ番組出演本数ランキング<関東>」で第2位(536番組)を獲得。関西版では第1位(529番組)に輝き、大活躍の1年だった。その裏で、相方の田村裕(43)は大きな決断を下していた──。あるテレビ局関係者が証言する。
「実は田村さんが、吉本を退所する決意を固めたようです。ただ、川島さんは吉本に残り、麒麟も解散しないと聞いています」
田村も川島もNSC大阪20期の出身。同期ふたりで、麒麟は1999年10月に結成された。「M-1グランプリ2001」では無名の存在だったにもかかわらず第5位まで勝ち進み、一気に知名度を上げた。そして田村は、トーク番組などで披露する幼少時の貧乏エピソードが注目を集め、2007年に自伝『ホームレス中学生』(ワニブックス)を出版。同書籍は発行部数200万部を突破し、ドラマ化や映画化、漫画化もされた。田村は大ブレークを果たし、当時は川島のほうが“じゃない方芸人”という立場に近かった。
しかし、近年の田村は関東での仕事が激減。相方・川島の大躍進の一方で、すっかり見かけることが少なくなった。
「印税も底を尽き、東京撤退を余儀なくされ、2015年頃に大阪へ拠点を戻しました。関西では人気番組の『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)にレギュラー出演するほか、芸能界随一のバスケフリークとして、近年はそれ関連の仕事が増えていました。バスケのイベントに登壇するのに加えて、なんとスクールを関西で5校持っているそうです。『麒麟田村のバスケでバババーン!』というYouTubeもあり、田村本人もテレビなどで『週8でバスケ』と自虐的な発言もしています。
ただ、コロナ禍の影響もあり、近年は芸人人生で最も苦しい懐事情だったようです。周囲には『このままなら芸人辞めるかも』とこぼしていました。お子さんもまだ小さく、吉本退所というのは、自分のこれからを真剣に考えた苦渋の決断なのでしょう」(前出・テレビ局関係者)