王道からマニアック系まで、モノマネ芸人の登竜門となっているフジテレビ系の特番『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(以下・「細かすぎて~」)。師走の風物詩となっているとんねるず・石橋貴明(61)がMCを務める人気番組だが、昨年からある異変が生じている。長年、石橋とともに司会進行を務めてきたお笑いコンビ・バナナマン設楽統(49)と日村勇紀(50)が2020年12月の出演を最後に番組から姿を消したのだ──。
NEWSポストセブンが芸人仲間を取材すると、「蜜月だった貴さんとバナナマンとの間に距離ができている」という驚きの証言が返ってきた。
ニホンモニターが発表した2022年の「テレビ番組出演本数ランキング」では設楽が1位を獲得し、出演本数548番組と2連覇を達成。『ノンストップ!』(フジテレビ系)のMCでは“朝の顔”として主婦層からの好感度も高く、相方・日村と出演する『YOUは何しに日本へ?』(テレビ東京系)、『バナナサンド』(TBS系)はゴールデンタイムの人気番組だ。
今やトップ芸人の仲間入りを果たしたバナナマンが「中学から憧れの存在」と語っていた芸人こそ、とんねるずだった。番組共演を機に関係を深めていったバナナマンの2人は、石橋から“しだら(設楽)”、“ヒムケン(日村)”のあだ名で呼ばれ、2018年に終了したバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系。以下『おかげでした』)の最終回の収録に立ち会うなど、まさに師弟関係だった。
「バナナマンの2人は駆け出しの頃から毎年恒例となっていた貴さんの誕生日会に呼ばれるなど、公私に渡って親密な関係でした。『おかげでした』に出演する芸人に自腹で物を買わせる『買うシリーズ』でも、日村さんが番組のなかで最高額となった1599万円のポルシェを購入したり、ロレックスの時計、レイバンのサングラスなど、コーナー内で買った金額合計が2000万円を超えていました。それでも、“イジってもらえてありがたい”と感謝していました」(芸人仲間)