特番だらけの年末のテレビ番組のなかで、長年愛され続けているのが12月25日深夜に生放送される『明石家サンタ史上最大のクリスマスプレゼントショー2022』(フジテレビ系)だろう。1990年に初めて放送され、これまで30年以上にわたって放送してきたフジテレビを代表するバラエティ番組だ。今年も恒例の“不幸自慢”のハガキを募集し、サンタクロースに扮した明石家さんま(67)と八木亜希子アナ(57)が番組を盛り上げる。
これだけ長く愛された要因はなんと言ってもさんまと八木アナの掛け合いの妙にある。女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏は「この役割は八木アナ以外にはできない」と語る。
「『明石家サンタ』は1990年からスタートした番組ですが、八木アナのノリの良い性格や嫌味のない笑顔、さんまさんや視聴者への鋭いツッコミやリアクションがとにかく素晴らしい。さんまさんにあれだけ当意即妙に対応できる女子アナはほかに思いつかず、番組にとってなくてはならない存在になりました。
フジテレビを退社してフリーアナに転身してからは、さんまさんから『若手と交代しろ』とか『老いた』などとイジられるのもお家芸に。軽妙に切り返したり、不満顔を見せて笑いを取るなど30年経っても衰え知らずです」(丸山氏)
さらに番組内ではさんまに「老いた」などと突っ込まれているが、昨年の『明石家サンタ』放送後にはSNS上に〈八木亜希子さん変わらないなぁ〉〈いつまでも変わらないハツラツとした透明感。見習いたい〉などその変わらぬ美貌に驚く声が殺到した。
「1994年に『めざましテレビ』の初代メインキャスターを担当した時の清潔感を今も変わらず維持されています。また女子アナとしての活動だけでなく、女優としても実力が評価されており、そうしたマルチな活躍がいつまでも変わらない姿でいられる原動力になっているのではないでしょうか」(丸山氏)
今年もさんまとの年に1度の小気味いい掛け合いが楽しみだ。