12月28日に放送される歌番組『発表!今年イチバン聴いた歌~年間ミュージックアワード2022~』(日本テレビ系)のMCに抜擢された女優の上白石萌音(24)。同番組は4時間半にわたる生放送番組で、今年サブスクで聞かれたトップソング100曲を発表。上白石のほかのMCは水卜麻美アナと藤井貴彦アナと同局きってのエースが務め、14年ぶりに浜崎あゆみが同局の歌番組に出演することでも注目を集めている。
上白石といえば、自身が初主演した映画『舞妓はレディ』(2014年)でその歌唱力を惜しみなく発揮し、翌年には歌手デビューに向け、自身のYouTubeチャンネルでアカペラの唄を披露。歌手デビューを果たした2016年からは、その歌声に魅了された小林武史や森山直太朗など、有名プロデューサーやミュージシャンたちがこぞって楽曲を提供するなど、歌手としての実力が高く評価されている。
昨年放送の『第72回紅白歌合戦』に初出場した際は、2020年にリリースしたシングル『夜明けをくちずさめたら』をピアノ演奏とともにしっとりと歌い上げ喝采を浴びた。
そんな上白石がMCを務める音楽番組で期待されているのが、「サプライズゲストとしての彼女の実の妹である上白石萌歌(22)が登場すること」(芸能ライター)だという。
萌歌は2017年公開の映画『ナラタージュ』では女優としての素性を隠し「都内高校に通う女子高生」として「adieu」名義で主題歌を披露。以後、歌手としても数々の曲をリリースしている。
2022年上半期のNHKの朝ドラ『ちむどんどん』に4兄弟の末っ子として出演した際は、病弱ながらも天才的な歌声を持つ少女として描かれ、劇中で歌う『翼をください』は、彼女の透明感ある歌声と歌唱力の高さが評判となった。姉妹を幼い頃から知る芸能関係者はこう話す。
「元音楽教師の母を持つ彼女たちは、2人とも名前に『音』『歌』が入っているように、音に囲まれて過ごせるようにとの思いを込めて名付けられています。母の思いが通じてか、姉妹ともに趣味は『歌うこと』と『踊ること』と公言しており、姉の萌音は幼少期より出身地である鹿児島のミュージカルスクールに通い、そこの勧めで『東宝シンデレラ』のオーディションを受け、芸能界入りを果たしています。
石田ゆり子・ひかり姉妹や、広瀬アリス・すず姉妹のように、姉妹で人気を博した女優はこれまでもいますが、歌唱力を備えた『歌える姉妹』は由紀さおりと安田祥子以来ではないでしょうか」
現在、映画『羊と鋼の森』で姉妹共演を果たしている2人だが「歌」での共演はない。今回、この歌番組で「姉妹デュエット」が実現すれば、2022年最後に大きな話題を呼ぶことは必至だ。