楽天を取材するスポーツ紙記者は疑問を投げかける。
「監督としての手腕に疑問が残ります。今季は開幕ダッシュに成功して最大貯金18まで増やして首位を独走したが、その後はズルズル負けて借金4で優勝どころか CS進出を逃した。昨季も春先は首位だったにもかかわらず後半戦で失速したので2年連続の失速です。今季、ファームは2年ぶりの日本一に輝き好素材の若手が多いが、ベテラン偏重の起用法で一軍の出場機会に恵まれていない。
むしろ石井監督のGMとしての手腕は評価できます。2019年に獲得した涌井はあのままロッテにいても活躍は厳しかった。それを見抜いて引き抜くや移籍1年目に最多勝を獲得したし、今オフにはトレードに出し補強ポイントである右の巧打者で阿部を獲得できた。監督よりGMに専念したほうがチームにとって良いのではないか」
石井監督に向けられた楽天ファンの視線も、厳しくなっている。背水の陣を迎えた来季は10年ぶりのリーグ制覇で、下馬評を覆せるか。