大晦日の恒例番組『NHK紅白歌合戦』で紅組と白組の「同時出場」を果たすのが、現役大学生アーティストのVaundy(バウンディ)だ。『怪獣の花唄』で白組に出場しつつ、自身がプロデュースしたmilet×Aimer×幾田りらの楽曲『おもかげ』にも参加。両組の同時出場は2018年のYOSHIKI以来のことである。
2019年にYouTubeで自作楽曲の配信をすると、たった1か月で100万回再生に到達。楽曲のサブスク総再生回数では7つもの曲が1億回再生を超えた人気アーティストで、2022年は日本武道館公演を成功させるなど躍進の1年となった。
だが、そんな売れっ子のプライベートは超庶民派なのだという。30代の女性ファンが証言する。
「都内のごく普通のラーメン店で、夢中で麺をすするVaundyさんがいたんです。特に変装もせず、普通にほかの客と交じって食べていたので、仰天しました。以前、ツイッターで『ラーメン食べたい』と書いていたこともあったので、好きなんだなぁとは思っていましたが。あまりにも溶け込んでいるので、私以外は誰も気づいていなかった」
そのままスープまで飲み干すと、颯爽と去っていたそうだ。Vaundyを知る音楽関係者もこう語る。
「楽曲制作はわずか5.5畳の自室で行なっており、室内は機材でぎっしり。ここまで有名になるとスタジオで制作するのが普通なんですが、彼は今の環境で十分らしいんです。
幼少期からモノづくりが大好きで、ガンダムのプラモデルを作ったり、ゲームやおもちゃの剣を段ボールやチラシで一人黙々と作っていたんだとか。音楽制作もその延長で、お金のためではなく、仕事という感覚すらないのかもしれません」
1月からはライブツアーをスタートさせ、全公演のチケットは瞬く間に完売。音楽シーンの最先端を走る天才は、これからもフラリとラーメン店に顔を出すことだろう。