「新しい年が、我が国と世界の人々にとって、希望を持って歩むことのできる年となることを祈ります」。令和5年、新年を迎えてのご感想文書で、天皇陛下はそう綴られた。
皇室の新時代の“希望”ともいえる存在──愛子さまは1月2日、3年ぶりに皇居で実施された新年一般参賀に初めて参加された。上皇陛下、天皇陛下、そして愛子さまと「天皇とその第1子」が親子3代でお揃いになるのは35年ぶりのこと。年の始めから、“希望の笑顔”をお見せになった。
おととし成人された愛子さまを含め、成年皇族15人が並び立たれた新年一般参賀。天皇陛下は3年ぶりの開催について「3年の月日を経て、今日、こうしてみなさんと一緒に新年を祝うことを誠にうれしく思います」と挨拶された。午前・午後あわせて6回にわたって、集まった人々に笑顔でお手振りをされた。
1月1日には皇居・宮殿の松の間で「新年祝賀の儀」が行われた。愛子さまは昨年の元日の同儀式以来1年ぶりに、ローブ・デコルテをお召しになってのご出席。総理大臣などから新年のお祝いを受けられた天皇陛下は「年頭にあたり、国民の幸せと国の発展を祈ります」と述べられた。
天皇ご一家、秋篠宮ご一家、上皇ご夫妻がそれぞれ新年にあわせて写真を公開された。天皇陛下は新年に寄せられたご感想文書で「昨年も、地震や台風、大雪などの自然災害が各地で発生したほか、新型コロナウイルス感染症が引き続き社会に大きな影響を与えた年になりました」としつつも、「昨秋、ほぼ3年ぶりに地方を訪問することができました。行く先々で多くの方に温かく迎えていただいたことを、うれしく、また有り難く思っています」と喜びも振り返られた。
2023年も、笑顔と輝きを各地に届けてくださることだろう。
※女性セブン2023年1月19・26日号