元横綱の貴乃花光司氏(50)と元フジテレビアナウンサーの河野景子さん(58)の次女が白河れい(20)の芸名で芸能界デビューすることが明らかになった。1月9日にスタートした新情報番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)に月曜レギュラーとして出演することが放送前日の1月8日に都内で行なわれた「芸能界デビュー&晴れ着お披露目会」で発表された。両親がビッグネームだけに話題を呼んでいるが、父・貴乃花氏の胸中は複雑なのではないか。
会見に晴れ着姿で登場した白河は、両親には相談せずにオーディションサイトを通じて応募し、レッスンを重ねてきたと明かした。同居する母・景子さんには事後報告したといい、景子さんは驚きながらも「そこまでやりたいと思うなら頑張って」と背中を押されたと告白。一方で、17歳の誕生日以来会えていないという父・貴乃花氏については「(デビューを)知らない状態です。直接的に伝えられたら。人生で一番のサプライズということで喜んでくれたら嬉しい」とし、これから伝えた時の反応を期待する言い方をしていた。
娘がいきなり芸能界入り──それは当然、相当のサプライズになったのではないかと思われるが、貴乃花氏の知人は「(今回の芸能界デビューを知って)怒りを通り越して呆れていると思いますよ」と明かすのだった。
「(貴乃花氏)本人の耳に入ったのは会見後。それもメディアから連絡を受けた所属事務所を通じて知るかたちだった。親方は口にこそ出さないですが、次女の親権は親方にあり、学費や生活費も負担してきた。まずは親方に相談するのが当たり前だと思います。蚊帳の外に置かれた親方が気の毒でなりません。“直接的に伝えて人生で一番のサプライズに……”と言われても、会見の後に知らされてサプライズになるはずがない。それに、親方はいずれ芸能界に進むにしても、まずは本業である学業に専念して欲しいという考えの人ですからね」(貴乃花氏の知人)
会見では、「本名にすると名前から両親のことが先行してしまう。この業界に入る時は芸名でやろうと決めていた」という言葉もあり、“親の七光り”を利用したくないという点が強調されていたが、会見に出席した記者は「親の七光りを目いっぱい利用しての会見にしか思えなかった」と苦笑いする。