改正公職選挙法によって小選挙区が「10増10減」となる次期衆院選で、早くも新しい選挙区をめぐる水面下の戦いが繰り広げられている。なかでも注目を集めているのが自民党の公認予定者が空白になっている新しい東京7区(渋谷区と港区 )で、元女子アナの丸川珠代・参院議員(51)と旧維新の党代表などを務めた松野頼久・元衆院議員の次女で元ミス日本の松野未佳氏(27)が名乗りを上げている。
2021年の衆院選で自民党の比例東京ブロックから出馬した未佳氏は、本誌・週刊ポストも〈水着・彼氏・パリピ写真〉を報じるなど世襲候補、タレント候補としての注目度は高かったものの、落選した。未佳氏を知る政界関係者はこう語る。
「2020年に祖父(自民党総務会長などを歴任した松野頼三氏)と親しかった小泉純一郎氏と共に自民党本部を訪れ、当時幹事長だった二階俊博氏と面会し、国政選挙への出馬の意向を表明した頃から、未佳氏は桁違いに豪華でセレブすぎる日常を写真付きで投稿していたインスタグラムを閉鎖しています。前回衆院選出馬の際に新たに作ったインスタグラムのアカウントでは、控えめな更新で有権者へのアピールも足らず、コメントが10件を超えることはほとんどありませんでした。
そうした前回の失敗を教訓にしたのか、次期衆院選に向けて昨年12月に未佳氏は自身のウェブサイトを開設。同時にインスタグラムでも、〈2023年は成長の年となるよう精進します〉と決意表明、〈日本の好きなところの一つ〉として明治神宮に参拝したことや、〈今日は、出生率について改めて学びました〉と報告するなど、政治家を目指すことを意識した真面目な投稿の回数を増やしています。掲載する自分の写真についても、(24時間で自動的に消える)ストーリーズにショートパンツ姿でゴルフをする姿は載せていましたが、以前のようなパリピでセレブな姿は封印しているようです。
昨年のクリスマスイブにはホテルニューオータニの1人3万円超の高級フレンチで、離婚をめぐって裁判で争っていた父の頼久氏を除いた家族でドレスアップしてディナーをしていましたが、それも以前の彼女なら投稿しそうなのに“自粛”していました(笑)」