料理好きの俳優・升毅は、自宅マンションの隣室を借りて、仲間たちと芝居の話をしながら酒が呑める「居酒屋」を月2回ほど開催しているという。そんな升が、冬が旬の鱈や野菜たっぷりの湯豆腐を、振る舞った。
「シンプルな湯豆腐もいいものですが、『ますや』では冬に旬を迎える鱈や野菜をたっぷり入れるのが定番です。手間のかからない料理ですが、30分以上前に昆布を水に入れ、出汁をとっておくのをお忘れなく。薬味には、大根おろしに唐辛子の辛味を加えたもみじおろしが欠かせません。最近は手軽なチューブ入りのものも市販されています」(升)
以下に、そのとっておきのレシピを紹介する。
もみじおろしを薬味にさっぱりと「鱈たっぷり湯豆腐」
■材料(1人分)
市販の結び昆布(乾燥)…1コ
水…200ml
生鱈切り身…1/2切れ
絹ごし豆腐…1/4丁
水菜…1株
春菊…1株
ポン酢しょうゆ…適宜
チューブのもみじおろし…適宜
■作り方
(1)鍋に結び昆布を入れ、水を注いで約30分おく。
(2)豆腐は食べやすい大きさに切る。水菜と春菊は根元を切り落として5cm長さに切る。鱈は1/2切れを半分に切る。
(3)(1)の鍋を中火にかけ、(2)を順番に加える。
(4)火が通ったら、ポン酢しょうゆともみじおろしで食す。
【プロフィール】
升毅(ます・たけし)/1955年生まれ、東京都出身。1985年に演劇ユニット「賣名行為」を結成。1991~2002年は劇団「MOTHER」を主宰。主演ドラマ『旧車探して、地元めし』が映画チャンネルNECOで放送中。
■YouTubeで升毅の料理動画公開中(https://youtu.be/0aoNJ6r28nc)
撮影/阿部吉泰
※週刊ポスト2023年1月13・20日号