1月11日、当時3歳だった長女の背中に熱湯をかけ大火傷を負わせたとして埼玉県川口市の橋本佳歩容疑者(25)を傷害の疑いで再逮捕した。橋本容疑者は、県警に対し「やっていません」と供述し、犯行を否認している。
事件は2019年3月にさかのぼる。当時、橋本容疑者は横浜市鶴見区のアパートで、1歳年下の交際男性と、5歳の長男、3歳の長女とともに同棲していた。
「母親がいないことに不安を感じた長男が近隣住民に助けを求め、異常を察知。さらに長男が『妹がいるの。皮がむけちゃってるの』と答えたことから近隣住民が警察に通報し、事件が発覚しました。警察官が自宅に入ると、背中から腰にかけて大火傷を負い、食品用のラップがグルグルに巻かれた長女を発見。橋本容疑者と交際男性は保護責任者遺棄の疑いで逮捕された。
取り調べで橋本容疑者は、3日間にわたり長女を放置し、交際男性とパチンコ店などにいたようで『スロットをしたい気分だった』と話していた。しかし、火傷の原因については『子ども2人だけでシャワーを浴びていて、誤って熱湯がかかった』と主張し、虐待を否定。結局、2人は懲役2年、執行猶予4年の有罪判決だった。今回4年越しの再逮捕に至ったのは警察の執念でしょう」(全国紙社会部記者)
裁判で橋本容疑者には3人目の子供が産まれていたことが分かり、「子供3人とも引き取りたい」と供述。執行猶予の4年間はどういう暮らしをしていたのか。
判決後、橋本容疑者は東京・北区上十条に住み、再逮捕時は埼玉県川口市のマンションで暮らしていた。最寄り駅から10分以上歩いた閑静な住宅街にある。築32年で家賃は2DKで7万円ほど。マンションの大家はこう話す。
「昨年9月に1人で引っ越してきましたね。子供は見たことがないし、声も聞いたことがない。いつも夕方から夜に1人で出かけていました」