引退からはや1年以上。最近、すっかりかつての爽やかな笑顔を取り戻した元プロ野球北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹(34才)。その幸せな様子の裏には、私生活で大きな変化があった。
「奥様が第1子を妊娠されたそうです。現役引退後に起業して周囲を驚かせましたが、公私共に予想外なほど順調のようです」(斎藤の知人)
斎藤といえば、2006年、早稲田実業高校のエースとして甲子園で優勝。端正な顔立ちと、マウンド上でハンカチで汗を拭うしぐさから「ハンカチ王子」と呼ばれた。進学した早稲田大学でもエースとして君臨。だが2011年、満を持して挑んだプロ野球の世界で大きすぎる壁にぶつかった。
「初先発で初勝利と華々しくデビューしたものの、その後はけがもあり、思った活躍はできませんでした。甲子園の決勝で投げ合った田中将大投手(現・楽天)は、米国メジャーリーグの超名門ニューヨーク・ヤンキースのエースにまで上り詰め、“大差”をつけられたのに、彼の世代はいつまでも『ハンカチ世代』と呼ばれるため、違和感を覚える人も多かった。斎藤さんもつらかったと思います」(スポーツ紙記者)
プロスポーツは結果がすべて。それは収入にも反映される。特に晩年は、6年連続の年俸ダウンで最後は推定1250万円。ヤンキース時代だけでも年俸総額約161億円を稼いだとされる田中投手とは、天と地の差だ。
アマチュア時代の栄光の光がまぶしかった分、周囲の人々からはプロ生活の“影”がより暗く見えたのかもしれない。
一軍から遠ざかり、メディア露出も激減した斎藤が、久しぶりに明るい話題を振りまいたのが2019年のシーズンオフ。学生時代からの友人だった同い年の一般女性A子さんとの結婚を発表したのだ。