目にも鮮やかなイエローのロングコートに、上下が白の控えめなパンツルックで駐車場に現れたのは、女優の宮崎あおい(37才)。見送りする関係者たちへの柔和な笑顔は、顔を半分以上覆うマスク越しでも伝わってくる。長年、CMなどで視聴者が見かけてきた穏やかなほほ笑みだ。
昨年12月下旬のこの日は、都内でアニメ映画『かがみの孤城』のプレミアムイベントに登壇。赤色のブーツにブラックのロングスカート、トップスは白のシースルー。髪をアップにした大人セクシーないで立ちで、観客や報道陣たちを魅了していた。そんな色気ある装いから一転、ほっこり癒し系の私服姿は、愛する子供たちが待つ家路を急ぐママそのものだった。
2017年に岡田准一(42才)と結婚して、翌2018年の10月、第一子となる男児を出産した。その1年後には女優業を復帰させたが、再び2020年9月には『女性自身』にお腹の大きくなった姿をキャッチされて、第二子妊娠が報じられていた。
ある芸能関係者は「2番目のお子さんについては公表されていなくて、性別などは不明ですが、2020年年末から2021年年始にかけて出産されたようです。その後はドキュメンタリーのナレーションぐらいしか行わずに、家事、育児に専念されていました。ようやくコロナ禍も収まってきた昨年から再復帰されて、今回の『かがみの孤城』の声優、そして、今年6月公開予定の映画『大名倒産』の撮影に臨まれました」と話す。基本的には、家庭を最優先。仕事は厳選しながら、マイペースにこなしているという。
4才のころから子役として芸能界で活動し続けてきた宮崎は、20才でNHK朝の連続テレビ小説『純情きらり』(2006年)のヒロインに選ばれて、22才ではNHK大河ドラマ『篤姫』(2008年)にも主演と、若くして女優界のトップに上り詰めた。経験も実力も兼ね備えた芸歴33年の大ベテランなだけに、いまさら仕事にあくせくすることもなく、公私ともに幸せを最優先したマイペースで生活している。まさに理想の37才である。