今年から就任した新井貴浩監督のもとで新たなスタートを切る広島カープに、水を差すスキャンダルが明らかになった。
小窪哲也・内野守備走塁コーチが、妻帯者であるにもかかわらず、広島県内でラウンジやバーを経営する30代女性のAさんと親密な関係であることを、本誌・週刊ポストが報じた。小窪コーチは昼夜を問わず、Aさんの自宅に入り浸っていた様子が確認されている。
広島を取材するスポーツ紙記者は、小窪コーチについてこう語る。
「キャプテンシーのある男ですね。現役時代から先輩、後輩問わず選手たちの人望が厚かった。でも酒の席では悪酔いすることがあり、評判が良くなかった。奥さんは6歳年上の姉さん女房。結婚する前はケガでリハビリに打ち込んでいた小窪コーチを献身的に支えていた。子宝にも恵まれて、今年が指導者2年目。新井監督からの信頼も厚いのに、信用を失う行動は残念ですね」
広島はこのオフに選手、コーチの「女性スキャンダル」が、相次いで報じられている。昨年10月、2017年ドラフト1位の中村奨成がSNSを通じて複数の女性をナンパし、そのうちの一人の女性に交際を申し込みながら、妊娠が発覚すると中絶を要求したことが、週刊文春で報じられた。また、新人の昨季に救援で50試合登板した松本竜也も、妻帯者でありながら別の女性と親密な関係だったことが本誌・週刊ポストの取材でわかり、NEWSポストセブンで報じた。松本は昨年1月に入籍、3月に第一子を授かっていたが、高校時代からの知り合いの女性と複数回ホテルに通っていたという。
かつて、広島でプレーした経験のある選手はこう振り返る。
「広島は狭い町でファンが熱狂的なので、ファームや1軍半の選手でもチヤホヤされる。多くの選手はプライベートで真面目に自分を律していますが、自分がスター選手と勘違いする人間も中にはいる。小窪コーチも現役時代に1軍でバリバリのレギュラーでなかったにもかかわらず、夜の街で調子に乗ってしまうところがあるのは広島だからという面もあるでしょう。東京や大阪の球団だったら知名度がないし、見向きもされませんよ」